「ブロークバック・マウンテン」はただの純愛映画じゃんー

 夜はまたDVD鑑賞。本日の映画は「ブロークバック・マウンテン」
 2005年の作品だって。もうそんなになるんだ・・・昨年くらいかと思ってた(笑)
 何で観てなかったかというと、ゲイのカウボーイ(保守的な世界)の話で、片方が死んじゃうと耳にしていたから。
 そんなの、絶対可哀想な話じゃん。凄い偏見に曝されて、殴られたりして、下手したらマワされちゃったりするんだ!(おい)とか考えてました・・・(どれだけ酷い話を普段読んでいるのだ、お前は)
 違ったー
 なんだこれ、ただの恋愛映画だよ。
 しかも純愛だよ~(この場合の純愛とは、精神的にというのであって、肉体的にではない)

 山で二人で羊を守る仕事をしていて、そこで仲良くなっちゃって、でもそれっきりで普通の生活をしていて、4年ぶりに会ったら焼けぼっくいに火がついた。でも、家族居るし、偏見怖いし。だけどやっぱり好きだし。
 なんかそう言う映画。だから日本の腐女子の皆さんには慣れっこの世界で、物足りないくらいなのでは・・・
 実際、これの核の、好きなのにそれを肯定出来なくて家族を持ってみたけど上手く行かなくて、それでお互い傷付け合ってしまう、っていう話(腐女子向け)をどこかで読んだ気がする。

 好きな人に会いたい気持ちはゲイ(実際映画では子どもも儲けているのだからバイだろう)であれヘテロであれ全く変わりはなくて、故ヒース・レジャー扮するイニスに会うために、ジェイク・ジレンホール演じるジャックが嬉しそうに車を飛ばすのが自分の中では印象深い。
 相手と一緒に牧場をやる提案をしたりする時もいちいち嬉しそうで、だからこそ最後、亡くなった後に父親から、二人で牧場をやろうと思っていた事、最初はイニスの名前が出ていたのに、別の男の名前が出た、と告げられたのが切ない。
 本当は愛しているのはイニスだけでも、叶わないなら誰かに側にいて欲しいと感じていたってことで、それって実際の恋愛でもそうなのかも。
 人間って寂しい生き物だね。

 切ない話だけど、嫌な部分はないし、最後に主人公には心の平穏が訪れるので泣いたりはナシ。
 でもだからこそアカデミー賞を逃したんじゃないのかなー。同性愛というタブーを描いたからではなく、単純にダークな内容の方が好まれてる気がします。
 ま、このくらいの方が観ていて良いと思いますけど(嫌な話はやだな。のんびりしたホモの方が良い)
 それにしても、夜のテントでのシーンは画面が暗くて何が起きてるか判らない。どっちがどっちなんだ!(笑)←予想するにジャックが受だよなー 続きを読む>>