映画「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」は失敗。

 今日は久しぶりにつまらない映画観た(勿論DVD)

 実話が元になっている映画は基本的にどれも割と面白い。人生は小説より奇なり、って思う。
 特に「チェンジリング」は最近見た中ではかなり良い映画だった。
 なのに、「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」は最近見た中では「20世紀少年」と並んで駄目な映画だった・・・(「20世紀少年」は「第一章」をこの間TVで観た。つっみどころ多すぎだし、無駄に長いし、とにかくつまらなかった)

 米国の下院議員のチャーリー・ウィルソンがアフガニスタンで戦争に巻き込まれた可哀想な子ども達を見て、冷戦を終わらせようと米国合衆国の国費をぼんぼんつぎ込んで、色んな国からムジャーヒディーン(当時旧ソ連と抗戦していた)に武器を送らせて冷戦を終わらせる話!
 米国目線で、かつ米国は正義の味方、って感じに作られていて最悪!!

 しかも「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」なのに、チャーリーは安全なところでお金を確保する戦いしかしてない。しかも映画の中では大した苦労もしていないっぽい。
 麻薬使用容疑が掛かる場面も一応あるけれど、そんなに深刻そうに見えないし。
 とにかく、全てがほどほどにしか作り込まれてません。脚本にメリハリがない。
 戦争を主題に据えている割に、画面構成が明るい。
 コメディにしたいのなら、もっと笑いの要素が必要だと思うし。

 主演のトム・ハンクスもなんか頼りない。
 ジュリア・ロバーツが恋人の一人みたいな富豪役で出ているけれど、彼女の真の目的がよく判らない。
 憎まれたりする役が映画には必要だけれど、そういう役もいないし、全体的に配役がそこだけ豪華、って感じです。
 ジュリアはこんな映画出るなよ。まったくー

 唯一この映画の良いところは、最後に戦争の終わったアフガニスタンに学校を建てようとして予算が通らなかったことを、失敗だと語らせてるところ。

 普段DVDでもエンドロールはちゃんと見るのだけれど、つまんないから早送りにした。
 この脚本家は「水戸黄門」でも観て、勉強した方が良いね。 続きを読む>>