通常営業です。

 ちゃんと帰宅しております。西村さんです。
 自分でも吃驚する程、元気です。

 昨日、11時前には東京駅に到着し、渋谷に遊びに行くワカモノ達と別れて新幹線に乗ってから、「本格ミステリ作家クラブ」の「第11回本格ミステリ大賞記念トーク&サイン会」が午後八重洲である事を知って愕然としました。
 有栖川先生もサイン会に参加されてた様なのでガックリ。まあ行っても整理券無いけどさ・・・(「神保町シアター」で「美女と探偵 ~日本ミステリ映画の世界~」トークショーイベントもあったんだね・・・)
 アパートに帰り着いて、お昼を食べてから実家へ。双葉の状態で預けた朝顔が、それぞれ本葉が2枚とか、大きくなってました。
 少し実家でくつろいで、17時過ぎにテニスコートへ。
 間に合ったし、筋肉痛も殆どなく体力も平気だったからテニスしたかったけど、一応休んでみました。A木くんとI根井さんに元気な顔見せて、帰宅。 続きを読む>>

作業7日目(最終日)

 今日は、初日にお邪魔した久ノ浜のお宅からすぐの、高架沿いの深さ1メートルくらいの側溝の砂の掻き出し。
 海の側だからどうしても砂が堆積してしまい、流れなくなっているのです。
 大きい側溝は蓋も大きく、重さが60キロくらいあるらしいですが、そんなのも流れ込んだ津波で押し上げられ、側溝の中に落ちていたり・・・津波怖い。
7日目その1
 二人掛かりで道具を使って開けて貰った側溝に、意気揚々と下りて作業。ちょっぴり臭いけど、やっぱり全然平気だった。
 砂や瓦礫を取り除くと、段々流れが良くなるのが楽しい。
 小さいエビかと思ったら、ザリガニが居ましたよ。4,5センチくらいで半透明だった。
 植物もそうだけど、生き物も強いなあ。

 午後は四倉港に近い海から一歩入った、住宅脇の小さな側溝。
 70メートルくらいの距離があるので、継続になるのが判っていながらもみんな必死で掻き出す。
 小さい側溝は高さがないから楽。高さがあるとその分高くスコップを持ち上げないといけないから。
 ここで、側溝の蓋を開けさせて貰いました。
 何かねー、楽しそうでやってみたかったのよ。
 一個一個はそれほど重くないけど、続けてやるとさすがに大変。でも周りが心配する程ではなかったよ・・・

 予定では午前の作業が1時間くらいで、その後2件目をやって午後はなしと聞いていたのだけれど、結局最初のが午前いっぱい、午後も14時半とかだったので、いつもとあまり変わらなかった・・・
7日目その2 続きを読む>>

作業6日目。

 6日目は再び個人宅。
 4日目にも行った、豊間地区でした。
4日目その1
 4日目の時の近所の海。海に面した家は、土台を残して流れてしまいました。

 広い庭の砂の中の瓦礫を取り除く作業。
 ホントは全部土のう袋に詰め込んで廃棄してしまうのが楽なんだけど、要望で砂はそのまま。
 最初は全員で砂をふるいに掛ける作業の予定でしたが、うちの班だけ依頼人に声を掛けられて、母屋の前での作業。津波の前までは綺麗な躑躅が植えられた築山があったそうで、その跡地に流入した砂を依頼主のおじいさんがかき集め、盛ってありました。
 それを平たく均して欲しいという話でしたが、この砂の上にいずれ土を持ってまた以前のような築山にするとのこと。
 それならば瓦礫やガラスが混ざったままは危ないので、掘り返して取り除きつつ均すことに。
 班員7名で2時間くらいで完了。

 さらにその続きで草の生えた、駐車場だったらしい場所の草刈りと瓦礫拾い。どうやら元々それほど生えていなかった草は、波と一緒に種が運ばれて来たそう。
 ここのお宅は広く、一日で終わらないためもう何日にも亘って継続して作業をしている案件。ご夫婦もその都度手伝おうとするらしいのですが、疲労しているとのことで休ませるように事前に言われていたのですが、やっぱりどんなに座っているように言っても手伝おうとする。
 作業してみて、やっぱりどこのお宅でも、お年寄りほどそうやって手伝おうとするんだよね・・・
 けど、話をしている間は手が止まるし、一回話し出すと長いから、たぶん話を聴いて欲しいんだろう。
 みんなもそれに気付いたみたいで、自然と、無理に遠ざけようとせず、なるべく話し相手になりながらの作業となりました。 続きを読む>>

作業2~5日目

 作業2日目は資材班。
 資材班はボランティアセンターで、ボランティアさんにスコップや土のう袋などの道具を貸し出す係。いわきのセンターでのこの係は連合が専任でやっているらしい。
 で、受付を済ませてリストを持ってきた人に品出しをするわけだけど、作業が始めてで何が必要か良くわかってないチームもあるので、それなりに内容を確認したりして物を出す(側溝掃除があるなら先のとがった剣スコだけでなく四角い角スコ→角型のスコップを出したりとか)
 慣れないと大変だけど、前日もこの係りをやっていた同室のI口さんがチェックするのをメインで頑張ってくれたので、西村さんは道具を揃えるる方に集中。
 平日なので3人での対応でしたが、昨日の休みよりずっとボランティア数も少ないので割りと暇な時間帯があったり。こんなに楽な仕事があって良いのか?とちょっと思ってしまうのでした。
 でもまあ朝夕のピーク時にはちょっとばたばたしたり、汚れて戻って来たスコップやバケツを洗ったりして、一日それなりに働いたのでした。

 スコップの砂をブラシで落としている時、海の砂であることに気づく。海の香りがするんだよ・・・ 続きを読む>>

喜多方って。

 朝から小雨が降っていて、作業3日目にしてお休みとなりました。
 他の地域では雨でも作業するみたいですが、福島はやはり放射線に対して敏感になっていて、被曝に責任が取れないとのことで基本作業をしていないようです(連合だけかな?)
 しかし、予報では一日雨だったのに、しばらくしたら上がっちゃった・・・しかも良い天気だし!
 昨日は資材班でちょっと楽だったので、あまり働いてない気分・・・
 大変申し訳ない気持ちでしたが、せっかくのお休み。班でちょっと遠出をして喜多方にラーメン食べに行って来ました。
 喜多方ってねー、いわきから2時間くらい掛かるんだよねー
 最初はあまり乗り気ではありませんでしたが(ラーメン好きじゃないし)自分では一生行かなさそうな土地なので、ね。

 喜多方市はホントにラーメン屋多かったです。
 市街に入る前から幟が目立ち始め、市街にはそこここに小さなラーメン屋が。
 班長のK谷さんが仕事で色んなところに行っていて、喜多方にも何度か来たことがあるそう。そして知り合いからオススメのラーメン屋さんを聞いていたので、そこを目指す。
 しかし場所が判らないので、通りかかって見つけた観光案内所みたいなところで尋ねました。
 が、そこで発行しているラーメン屋マップみたいなのには、加盟していないそうで、載っていなかった。おばちゃん教えてくれたけどさ。
 近いので徒歩で店へ行き、到着したのが12時10分前くらい。入り口から中を覗いたらお客さんがそこそこ入っているみたいだったので、待ちか?と思ったらすぐ通された。
 店の基本は座敷で、奥が広かったのです。
 ラーメン屋って何となくイスとテーブルのイメージだけど、ここは蕎麦屋みたいな感じ。

 で、注文なんですけどね、喜多方ラーメンのお店には大体ソースかつ丼があるそう。
 ラーメンを食べに来たけど、ちょっと気になる・・・ってことで、2個注文してシェアすることに。
 ところが、おばちゃんが「え?2個?かつ丼2個でいいの?」というそぶりを見せる。店にはカツのみのメニューがあるからなんだけど、でもソースかつ丼でカツだけってさー、やっぱりご飯大事よね~
 で、後は各自スタンダードなラーメンもしくはチャーシューメン等を注文(西村さんはチャーシューメンにした。肉好き)
 
 通されたのが6畳くらいの個室で、店というより家みたいな雰囲気。しかも完全に昭和。
 室内の鴨居に有名人のサインが飾ってあったり(でもかなり古い)
 天気が良くて、風が少し入って来て、さらに落ち着く座敷だったのですごく幸せな気分。でもボランティアの中日の平日なので、申し訳ない気分倍増(苦笑)

 ラーメンより先にソースかつ丼が出て来ましたが・・・出て来て吃驚。
 喜多方のソースかつ丼
 スープ付いてる!!!!!
 しかも、丼がラーメン用だし!
 どうやらあのおばちゃんの怪訝そうな顔は、米も食べるのか?的な感じではなく、スープ付いてるからだったようです・・・ってか、だったらハッキリ言ってくれよ!!!
 ちなみに。スープはラーメンスープを薄めたものでした。

 喜多方ラーメン
 喜多方ラーメンは太めの縮れ麺に醤油が基本(だと周りが言っていた)
 行った店はあの観光案内のおばちゃん曰く、代替わりで色々あって、味が正統派ではなくなった、とのことでしたが、すごいオーソドックスなラーメンでした。
 どうも観光案内所にあったパンフレットの発行のラーメン会と、ここが所属しているラーメン会で競っている、そういうことみたいです。
 食べた感想ですが、スープの味がこってりしてるけど程好くて、風味がすごく良い。そこに感心。
 後は・・・良くわからないです。ホントにラーメン判らない。でも縮れ麺は好きだし、これは美味しいラーメンなのだと思いました。 続きを読む>>

作業1日目。

 1日目の作業が終わって、帰って来てお風呂に入ったところです。

 昨日は朝から東京へ移動、オリエンテーション受けて、今度はバスで福島に移動。15時くらいに到着して、ちょっとした打合せ(待機時間という名のごろごろが長かった)
 夕ご飯は近所の居酒屋さんで、同じ作業班になった人たちと軽く飲みました。
 なんていうかね、ベースキャンプにしてる宿泊施設近辺は、たぶんみんなが思っている以上に普通です。たまに瓦が落ちてブルーシート掛けてる家があるくらい。
 買い物出来る店も近所にたくさんあるので、小物類は何にもいらなかったかも(一番近いコンビには100メートル離れていない)

 そして今日は作業1日目。朝、ボランティアセンターに寄ってから、海沿いの作業現場に向かう。
 今日は全班で民家の敷地の瓦礫等の仕分けでした。家財や建物が全然片付づいてないから重機が入れないらしい。
 行く途中、海沿いに出たらやっぱり被害が格段に多くて、というか、海沿いに建物が並んでいたんだよね。そりゃ流されるわ、ってくらい海に近い。
 お邪魔したお宅も庭が堤防に面していて、海なし県の人間としてはびっくり。ここに住んだら絶対落ち着かないわ・・・
 45分作業して、15分休憩、そのくらいのペースで作業しましたが、曇りで涼し目なのに超汗だく。っていうか、防塵マスクがすごい暑い・・・
 でもそのおかげでくしゃみや鼻水も出なかったので良かったけど。
 最初は終わるのか?と思えた結構な家財が、終了の15時近くには何とか分別完了。人数いるからと言ってしまえばそれまでだけど、人間の力ってすげえな! 続きを読む>>

ちょっと行ってきます。

 えー、何だかんだありまして、明日から復興ボランティアに行くことになりました。
 作業期間は1週間(その前後に移動日があります)
 行先は福島いわき市です。
 派遣元は連合です。電機連合かと思ったら、さらにその上からの要請だった。
 電機連合からの派遣で大体1回に20~35人くらいらしい。西村さんは10次の派遣なので、10回でも多くて350人・・・結構な人数が居るのに、これだけかあ。
 まあ、仕事で復旧作業に行ってる人も多いだろうから、何とも言えないけど・・・受け入れる側の問題もあるし、この先もまだ派遣は続くのであれこれ言うのはやめよう。でももうちょっと集まるよなー。

 まあそういう西村さんも、高い志があっていくわけではありません。
 復興して欲しいとか人手が足りてないとかそいう気持ちが下敷きにあるのは当たり前として、自分が何が出来るのか判らない。口先だけで何の役にも立たない自分が、本気になったら一体何が出来るのか知りたい。
 自分のために行くのです。支援はきっかけでしかない。
 だから「偉いね」って言われるのは何だか違うし、居心地悪い。
 まーそれでも良いよねー。だって、どっちにしても片付けはするんだし。 続きを読む>>

末っ子がやって来た。

 ネットブックを買いました。
 「ASUS」の「Eee PC 1011PX」の白いの。
 前の機種が値段安い割に好評価で、買おうかしばらく迷ってたら夏モデルでこれが出た。
 前のモデルは黒より白の方がちょっと値段高くなってたんだけどね、これは出たばかりでまだ同じ値段。しかも「アマゾン」が最安値2万5千円くらいだったので・・・
 ホントは今のこのご時世、iPadとかのタブレットPCなんでしょうけど、値段全然違うし。
 それに外に持ち出して使うかと言われたらあまり使わないだろうし、ネットに接続するのもあれこれ契約したり手続したり面倒くさいし。まー、ボランティアに行く1週間程、ほんのちょっと使うだけと考えたらこれで(今の携帯で接続で)十分かな、と(あまり高いものを持っていくのは、ボランティア保険は携行品に保険が掛からないので不安だし)
 で、「アマゾン」でぽちっとしました時には1~2週間で配達(つまりはいつ納品になるかわからない)だったのですが、2日くらいで発送準備に表記が代わり、なぜかその翌日(の朝9時)には届きました。早っ!
 出発までに届かなかったらキャンセルしようと思ったのにな(笑) 続きを読む>>

「インセプション」つまらない!

 今更ですが、映画「南極料理人」観た。
 最近は「何となく観損ねてた映画を観よう」キャンペーンやってます(笑)
 
南極の中でも標高が高く、ウイルスさえ生きられない極寒の「ドームふじ基地」に、調理担当として赴任することになった西村。男ばかり8人、特殊な環境下で生活する中での楽しみの一つでもある食事を通して、隊員たちの絆や家族や恋人とのあり方を面白おかしく描く。
 評判が良いので期待してたんだけど、そうだねぇ、TV画面で見たせいかもしれないけど、あんまりパッとしませんでした。
 たとえば吹雪。
 網走でロケしたようで、実際寒かったんだろうけど、寒さに対する本気さが感じられないっつーか。
 フィクションであっても、南極の基地の扉を普通の服装でふざけて開けたりしないでしょう。ましてや金属扉(っぽかった)だぜ?素手だと張り付くんじゃ?(濡れてなければ平気なのか?)
 あとは、食事時間以外に盗み食い的なことが簡単に出来てるんだけど、それってホントにそうだったのかな?長期で何もないところで生活してるのにしては食材の管理があまりに杜撰で、そういう切羽詰まった感が感じられないから「嘘っぽい」と思えてしまう。
 映画に「本物」を求めてはいないけれど、厳しい環境下で生まれた人間関係や笑いを表現したいのであれば、そこはちゃんと下敷きとしてキープする必要があると思う。
 ただ面白いだけのコメディ映画なら何の問題もないけど、だったらわざわざロケもいらないはずだもん。

 で。
 この映画の一番の見どころの食事シーンですが・・・やっぱりわたしダメだわ。
 「かもめ食堂」と同じ有名なフードスタイリストさんが担当してて、それを「おいしそう」というコメントが多いのに、西村さんはやっぱり今回も食指が動かない。
 つーか、おにぎりは「かもめ食堂」の時も思ったけど、ハッキリ言って不味そう・・・(某パンのCMは美味しそうに見えるのになぁ)
 おにぎりってさー、ふっくらと握らなくちゃならないのに、ねっちょねっちょ音をさせて、長い時間握り続けるのが気持ち悪い(音がするのは仕方ないが、ワザワザ拾わなくていいよ!)おにぎり握ってすぐ海苔を巻くのも気持ち悪い~(おにぎり握った手や湿った手だと、指先に海苔が付くじゃん?その手で握ったらおにぎりに細かい海苔が付くじゃん!)
 家庭料理っぽいところが良いって人もいるかも知れないけど、西村さんは嫌です。家庭それぞれの臭いがありそうな家庭料理は苦手。
 家庭料理と言いつつも、お店で出されるものはちゃんとした手順とそれなりの技術があるから平気だけど、それが欠如してるものはたとえ店であっても苦手・・・そういえば、以前行った焼き鳥屋の突出しの煮物は、吃驚するくらい不味かったなあ。 続きを読む>>