「ミステリ国への誘い」in船橋市

 昨日に引き続き、本日は船橋市の図書館主催の講演会。
 船橋市の本宮公民館。
 住宅地にあってあまり利便性の高い場所じゃないのですが、近くに立派な神社があったので寄り道。
 そんなことをしてたので、会場に着いたのは開始15分くらい前。
 有栖川先生にお気遣いいただいたおかげで、ど真ん中の一番前でした・・・「前の方を用意して下さってるみたいですよ」と昨日言われたけどさ(苦笑)
 おかげでやっぱり登壇されてすぐ目が合うのであった・・・

 「ミステリ国への誘い」と題した今日の内容は、有栖川先生がどんな風にミステリに触れて来たかがメインでした。
 最近有栖川先生は落語も嗜まれているようで(大阪では素人寄席にも上がっているらしい)前にも増してお話が面白いので、ところどころで笑いが起きる。
 やっぱり名前ネタは鉄板ですね。

 図書館のイベントなので、舞台の端で口述筆記をされているのが面白かったです。
 基本的な内容は最初に準備しておいて、追加をその場で書き足す形だったのですが、ちゃんと喋る事を準備したところから逸脱しないんだな・・・と変な関心をしました。西村さんの場合、アドリブですぐ脱線するから・・・

 興味深かったのは、まだ出会っていない理想の読者に向けて書いているというもの。
 作者と好みが完全にぴったり合う人などいないのだけけれど、まだ出会わないその人が面白いと思ってくれるように。
 自分はまだその理想の読者にはなれていないんだな、と思うと同時に、いつかそんな読者になれるようもっと深く読み取れるようにならないと、と感じました。

 最近は各地での講演等が増えたため、なかなかお会いする機会も減ってしまっているのだけれど、やっぱり有栖川先生のお話は面白いし聴いていてとても心地良いのでした。
 考えたら有栖川先生が一人でお話しされるのをじっくり聞いたの、この2日が初めてかも(複数人でトークショーは何度もあるけれど、講演はなかった)
 本当に楽しい2日間でした! 続きを読む>>

「ミステリー講座」受講。

 有栖川先生のお話を聴きに出掛けて来ました。
 場所は伊勢丹 新宿店・・・に併設の伊勢丹会館のオトマナ。生涯学習を行っているサロンみたいなところ。
 講談社と伊勢丹がコラボした謎解きイベントの一環なので、「ミステリー講座」と銘打ってミステリの楽しみ方を語るという内容。
 開始の20分くらい前に会場に着いたら、まだ前の方が空いていたので、ちゃっかり一番前の真ん中寄りに着席。
 講談社の司会の方の今日の説明から始まりましたが、有料の講座にも関わらず、Web申し込みは30分で完売だったそうです。やっぱりな!!
 有栖川先生は今日も素敵。西村さんがお誕生日に贈った帽子被って下さっていました。
 登壇されて会場を見渡す時にしっかり目が合ってしまった(そりゃ一番前だし、そもそもとても人数少ない)

 普段の対談やちょっとイベントの時には手ぶらなのですが、さすがに1時間ともなるとノートや資料を持参されるのですね(ちなみにノートの内容は見えなかったけど、ノートは無印の黒表紙だった)
 冗談をふんだんに交えながら本格ミステリとは何なのか、を語る有栖川先生。
 主に「本の雑誌」で北村薫先生と対談された時に出て来た、本格度を表す公式について説明。
 対談読んだ時にこの公式凄い!と思ったものだったので、ご本人の説明が生で聴けるの嬉しすぎた。
 どういう流れで創作していくのかとか聴けたのも嬉しかったし、驚いたりもした。
 特に驚いたのは「月光ゲーム」だよ・・・まさかサブタイトルでもある「Yの悲劇」から先に付けたとはね・・・
 ネタバレになるので細かく書けないのですが(会場では読んでるものとしてさらっと喋ってた)Yというダイイングメッセージから状況を想像して行って、クローズドサークルにしたという・・・ご本人からしたら別段びっくりすることではないのだろうけど、会場結構ざわついていました。
 お土産に「インド倶楽部の謎」が連載されているメフィストの雑誌版(電子版しか存在しないので、非売品!貴重!!)と「インド倶楽部の謎」の第3回の冒頭のゲラのコピー(これまたとても貴重!!!)を頂きましたが、その第3回目はまだ書き上がっていないそうで、枚数にして300枚になるとか。
 300枚!!!
 連載で300枚って多いなあ。読む方にしては嬉しすぎるけど。

 そんなこんなで途中笑いをふんだんに挟んでの講義は面白すぎて、本当にあっという間でした。
 あと3時間くらい聴いていたかった~!!! 続きを読む>>

迷子ちゃん。

 この間、あまり天気の良くない、肌寒い日の帰宅途中、近所の公共施設の駐車場にが居ました。
 飼い主も周りにいないので散歩でもなさそうだし、小雨がぱらついているので気になって見に行ったら、フェンスに沿って歩いているのだけれど、駐車場の入口でフェンスが途切れるとそのままフェンスの外側を歩いて反対の入り口まで行き、今度は内側を・・・エンドレス。
 どうもお年寄りみたいなのでボケてるのかも?それで家が判らないのかも?と思って保健所に連絡したのですが、もう就業時間を過ぎているようで繋がりませんでした。
 かといって家に連れて帰るわけにもいかず(ペット不可&散らかっている)その施設の人に明日まだいたら保健所に連絡して欲しい旨を告げて戻って来たのですが、やっぱりその間もずっとうろうろしていて、どうしていいのか解らず見守ってたんですが、たまたま夜施設を利用する方が同じように気にして下さって、警察に電話してくれました。
 警察が拾得物扱いで預かり、保健所に保護されることになったのだけど、警察が来る前に犬は屋根のない濡れたアスファルトの上で丸くなって寝てしまって、小雨とは言え肌寒いし、さらに夜だし、弱ってるようにも見えたので、急ぎ家に帰ってバスタオルと段ボールを持って行ったりして見守りました。

 結局、最初に犬を見つけてから1時間半くらい?
 途中まで傘を差さずにいたのでずぶ濡れ(犬優先で段ボール抱えたら傘を持って来られなかった。見かねた警察の人が貸してくれた)
 犬を見送る頃にはお腹が空いたのかキューっと胃がしていたんだけれど、どうやら冷え切って胃が痛かった模様。でも風邪はひかなかったよ。

 翌日、市の保健所のWebを見たら、「預かってます」に犬の情報出てた。
 首輪も鑑札札もなかったし、老犬だから飼い主名乗り出てくれるか心配だったけど、夕方には情報が消えていたので(気になって何回も見てた)安心しました。
 掲載されてた写真、きょとんとした顔してたけど、おびえても弱ってもいなさそうで可愛かったな。おうちに帰れて本当に良かった。 続きを読む>>