「嘘と煩悩」とツアー「TOTAL908」初日

 2月1日にアルバム「嘘と煩悩」が出ました。
 KREVAさんの4年ぶりのアルバムです。
 4年だって、4年。

 前作の「SPACE」が出た翌年に「KX」、さらに翌年シングル「Under The Moon」が出て47都道府県ツアーをやっているので、正直「え?出すの?」みたいな感じでしたが、聴いちゃうとやっぱり「すごい!すごい!天才!!」です。

 そしてアルバムが出た翌々日にもうツアー初日っていう(笑)
 今回のツアーは行ける範囲は平日公演が多いので割と辛いです。しかも初日は月初の第3労働日、でも無理矢理行って来ました。

 いつもの通り初日は埼玉から。前も行ったことのある戸田市市民文化会館でした。
 早めに行ってお茶したりご飯食べたりしたかったのですが、近所のお店が満席で、仕方なくラーメン屋に入ったらハズレでした(苦笑)
 ラーメンでスープがぬるいって!
 しかも帰り際ラーメンどんぶりにダイビングして、ショールが大変なことに。浸かったのはほんのちょっとでしたが、ギトギトなスープだったためにティッシュで拭いたくらいではどうにもならず、トイレで端っこを洗いました・・・こんなことなら焼肉屋に入ればよかった(違)

 そんなプチ悲しさはライブが始まってすぐにすっ飛びました。
 セットリストは書けないのですが、それ、最初に持って来る!!?という気持ちと、アルバムが出て3日、ぐるぐるぐるぐる昼夜を問わずリピートしていてKREVAさんに早く会いたいという感情が高ぶっていたため、いきなりちょっと涙が出てしまった。

 アルバム「嘘と煩悩」は一聴では恋愛の歌が多いのだけれど、裏テーマはKREVAさんとライブやイベントに来るファンの歌なのです。
 KREVAさんは事あるごとに「今日のお客さんも最高」とか言ってくれるし、他のどのアーティストやアイドルも自分のファンを褒めるけど、思いの差はこっちの方がずっと強い、そんな風に思ってました。
 でもライブが終わった瞬間からもう会いたい(ライブを観たい)、気持ちを抑えきれずにまた予定外にライブに行っちゃう、と思う気持ちが曲の中で歌われていて、他の人はどうか知らないけど、KREVAはこちらの気持ちを理解してくれている、好きな気持ちを解っていてくれている、そう感じると共にその口から生で歌を聴いたことと、これからツアーが始まることのワクワク感も、涙が出た理由にはあったのだと思います。
 ずいぶん遠くに来ちゃったけど、今の西村さんにとってSPACEで居場所はここなんだな。

 内容はツアータイトルの「TOTAL908」その通りでした。
 カッコよくて、面白くて、優しくて、ぎゅっとKREVAさんの良さが詰まってて、誰が観ても楽しい。誰が観ても心揺さぶられるそんな力の入ったパフォーマンス。
 初日ながらこれだけ完成された舞台が、この後6月のラストの東京までにさらに完璧に近づいていくのを、追いかけると共に楽しみたいと思います。 続きを読む>>