「ミュシャ展」と「J-WAVE & Roppongi Hills present TOKYO M.A.P.S」

 ゴールデンウィークにちょこっと六本木まで行って来ました。
 愛するKREVAさんが「J-WAVE & Roppongi Hills present TOKYO M.A.P.S」、つまりフリーライブに出るから。
 あと、新国立美術館で「ミュシャ展」やってて、いつ行くか迷ってたから。

 今回の「ミュシャ展」の目玉は大作、「スラブ叙事詩」
 連休中なので混んでるとは思ったけど、現在絵を保有しているプラハ市と親族がちょっと揉めているらしく、今後海外では公開されないのではないか、と言われているので、最初で最後!と思って行く気ではいたのです。
 でも丁度いいので混雑覚悟で連休後半に行くことになりました(しかし思ったほど混んでなかったし、連休明けくらいから会期末までは凄い混雑したようなので正解でした)

 小さいもので縦4メートル横5メートル、大きな物では6×8メートルにも及ぶ20作の大作。データでは解っていても、実際観ると圧倒されました。
 その大きさ故に通常のキャンバスではなく、四方をロープで引っ張って枠に固定しているようで、運搬も絵をそのまま巻いて運んだようでした(ニュースで見た)そりゃ親族も嫌な顔するって。

 歴史の中で翻弄され続けた民族の、誇りと独立への思い。祖国への愛情。
 柔らかく暖かい筆致の中に情熱が見え隠れして、心を揺さぶられる。
 ミュシャのイメージは綺麗で可愛らしい絵、それだけだったけれど、精神的な強さとか頑固さみたいなものを観ることが出来て良かったです。
 また、「ジスモンダ」のオリジナルとかも実物を観たら本当にイイ!と思いました。印刷だと解らない紙の質感とか、金色を重ねているところとか、リトグラフだから出来る技法が素敵でした。
 でも、帰りにミュージアムショップで見た複製はただの印刷で全然良くなかったです。美術展のショップだとそれなりのものが普通は売られているのでガッカリ。
 図録は買いました。重たいけど。

 で、その重たい図録を持ったまま六本木ヒルズへ。
 ライブは19時過ぎからだったので、とりあえずビール飲む。
 愛する「プレミアムモルツ」のフェスティバルをやってたから・・・とりあえずビールをしこたま飲みました(飲み過ぎて、初めてプレモル(黒だったけど)を残した・・・)

 六本木ヒルズアリーナは建物に併設された屋根つきの広場みたいな感じ。座れる構造なのかな?と思ったらこの期間中は無理だったので、結局いつも通り流れ流れて前の方へ。
 KREVAさんは普段のライブとは違って上下茶色のスーツという大人しい衣装でしたが、カッコよさはいつも通り。
 コンパクトにまとめたセットリストは、KREVAさんのカッコ良さ、とスキル、面白さをギュッと詰め込んでいて、短い時間ながらも満足出来るものでした。
 いやー、これをタダで観られるんだから、凄いわ。
 でも、素敵なKREVAさんを観たらもっと観たくなってしまいました。
 その翌週にあるフェス「人間交差点」、凄い行きたかったけどお金なさすぎて行けないので悔しい・・・世の中の追っかけの人々はどうやってお金のやりくりしてるんだろう(謎)

 お見送りは・・・まだ出て来ないだろうと思って、トイレに行ってちょっとふらふらして戻ってきたら、車が目の前を去って行きました・・・
 あああー!!!
 車で素通りだったみたいなので大した差はないのですが、うわーん。
 でも咄嗟に手を振ったし、KREVAさんを目視確認出来たのでまあいいか・・・次は頑張る。

「狩人の悪夢」の発売とサイン会

 さぼっているうちにサイン会があったり、CDが出たり、ツアーが始まったりツアーに行ったりしてました。
 今日も元気です。西村さんです。

 嘘です。お金なさ過ぎて元気じゃありません。
 年末の大阪の往復新幹線、社内で切符手配をしてくれる部署があるのでそこに頼んで給与天引きにしたら、さすがに2月はカツカツ!そこにさらにライブなので大変だよ!(苦笑)
 そりゃ、サイン会行ったりライブ行ったりしなきゃ大丈夫なんだけど・・・(自業自得)

 サイン会は1月28日(土)神保町の三省堂本店。
 同日発売の「狩人の悪夢」刊行記念。
 サイン会は本当に久しぶりで、もう2年くらい?お会い出来てなかったので凄い緊張した!!
 実はサイン会の予定は「まだ内緒ですが」と、有栖川先生に事前に教えていただいていて、ネット情報を1日に何度もチェックして整理券手に入れました。おかげでどうにか参加出来たけど、夜には予約締め切っていたのでやっぱり相変わらずの人気!!
 当日は朝から行って迎賓館の見学に行きたかったのだけれど、起きられない+帯に時間が掛って昼くらいに神保町着。
 アボカフェさんで大好きなアボカレー(タイカレーにアボカドが乗ってる)を食べてからサイン会へ。
 ちょっとのんびりし過ぎて始まってから会場入り(店の端っこだけど)したら、もう後ろから数えて数人だった。みんな始まる前からちゃんと並んでて偉い(おい)

 有栖川先生にはもう数えられないくらいお会いしているわけですが、それでもやっぱりとても緊張して、つまんないことをベラベラ喋ってしまうのでした・・・話し上手になりたい(泪)
 で、この日初めて帽子を被っているのをお見掛けしたのですが、わあ!本当に被ってる!気に入ってたまに被ってます、とお返事に書いてくださっていたのだけれど本当だった!!
 西村さんが何年か前に贈った帽子なのでした。たぶん。(どんなデザインだったか、細かいところがもう思い出せないのだ)
 有栖川先生は帽子を被られない方なのは過去の写真や小説の描写からも気づいていたのですが、それでも絶対似合うと思ってたの。
 おそらく、前もってサイン会の情報を教えたから、西村さんがのこのこやって来ると思って被って来て下さったのだと思います。
 有栖川先生のそういうさりげない優しさが大好き。
 ちなみに、帽子、贈った当時の著者近影でも被って下さってます。 続きを読む>>

「TOTAL908」長野、栃木公演

 「TOTAL908」の2月24日に長野、3月3日に栃木公演に行って参りました。

 長野はいつも通り駅と善光寺さんの間にあるライブハウス、「長野CLUB JUNK BOX」
 日帰りも可能ではありましたが、久しぶりの長野、久しぶりの善光寺、久しぶりの馬刺(笑)なので、当たり前のように1泊。
 金曜日なので半日休みを貰って長野へGO!急いだのは前回買えなかった限定のツアーTシャツ(赤)が欲しかったから・・・
 ホテルにチェックインしてすぐに物販に向かったおかげでどうにかGET出来ました。わーい。
 一旦ホテルへ戻って着替えなどして再び会場へ。

 今回のツアーはホールとライブハウスで形態が違っていて、ホールはバンド形式、ライブハウスはDJの熊井吾郎との2マン。
 最近はバンドスタイルでのライブが多かったため、DJスタイルでも見劣りしないような舞台にどうやって見せるのか、どうアレンジをするか、が最大のポイント。
 まー、一言で言って、スゲーカッコ良かったです。
 オープニングから演出が良いわあ。上がるわー
 何度か書いてますが、本当に熊井吾郎のMPCカッコいいです。
 年末の「カウントダウン大阪」の時に除夜の鐘ならぬ「除夜のファファファファーン」という、MPCで鐘やファンにはライブでお馴染みのファーンという音を鳴らせる企画があったのですが、その時西村さんも初めて本物のMPC触りました。あれで、こんなに的確に音を出せるってもの凄いことだと思う。
 彼の作る曲はMPCプレイヤーなだけあってバースの効いたテンポの良い物が多くて、そういうところも好き。
 MCやコメントなどでKREVAさんが彼を頻繁にいじるけれど、信頼してるんだなー、というのが良く解る。
 ライブハウス公演での秘密兵器(笑)を使っての演奏の後、二人で顔を見合わせて笑ってたのが印象的だった。上手くいったからではなく、機材トラブルがあったからなんだけど(ライブハウス、古いビルの最上階で暑いので、やっぱり今回も熱でやられたようだ)自分で作って自分で歌って、自分でライブの細かいところまで決めるKREVAさんが、演奏を任せられる相棒がいるというのが本当に嬉しい。バンドメンバーにも信頼を置いてはいるけれど、きっとライブを作っていく上でもっと深い部分で信頼しているのが判る。
 昨年レコード会社を移籍したのですが、何も変わっていないように見えるけれど細かいところがほんの少し違っていたりして、そこが寂しいと思える。けれど、熊井さんを始め事務所のスタッフや新しいツアースタッフさんが、今迄通りKREVAのやりたいことを後押ししてくれているのが伝わって来るので、不安も含めてこの先が楽しみ。


 ライブ後はいつも通りお見送り・・・のはずだったのですが、ホテル近いし!と思って一旦宿に帰って汗だけ流そうと思ったら(汗疹が出来るので)やっぱり髪も洗いたくなって大急ぎでシャワー浴びて戻ったらもう出た後でした。
 出て来るのいつもよりちょっと早いじゃん・・・(泪)
 しょんぼりしてしまったけど、その後美味しい馬刺と美味しい「プレミアムモルツ」を堪能したので元気出た。

 翌日は善光寺のお朝事に参加。
 コートは着てたのですが、長い時間本堂に居たので完全に冷え切って風邪引くかと思った。危ない。
 チェックアウトしてから再び善光寺周辺をうろうろしてから小布施へ。
 初めて小布施に行きました。長野県なのはわかっていたけれど、長野市から近いことにライブの下調べをしていて気付いた・・・栗おこわ美味しかったです。
 長野好きだなあ。「ツルヤ」が好きです(笑)←長野のスーパー 続きを読む>>

「嘘と煩悩」とツアー「TOTAL908」初日

 2月1日にアルバム「嘘と煩悩」が出ました。
 KREVAさんの4年ぶりのアルバムです。
 4年だって、4年。

 前作の「SPACE」が出た翌年に「KX」、さらに翌年シングル「Under The Moon」が出て47都道府県ツアーをやっているので、正直「え?出すの?」みたいな感じでしたが、聴いちゃうとやっぱり「すごい!すごい!天才!!」です。

 そしてアルバムが出た翌々日にもうツアー初日っていう(笑)
 今回のツアーは行ける範囲は平日公演が多いので割と辛いです。しかも初日は月初の第3労働日、でも無理矢理行って来ました。

 いつもの通り初日は埼玉から。前も行ったことのある戸田市市民文化会館でした。
 早めに行ってお茶したりご飯食べたりしたかったのですが、近所のお店が満席で、仕方なくラーメン屋に入ったらハズレでした(苦笑)
 ラーメンでスープがぬるいって!
 しかも帰り際ラーメンどんぶりにダイビングして、ショールが大変なことに。浸かったのはほんのちょっとでしたが、ギトギトなスープだったためにティッシュで拭いたくらいではどうにもならず、トイレで端っこを洗いました・・・こんなことなら焼肉屋に入ればよかった(違)

 そんなプチ悲しさはライブが始まってすぐにすっ飛びました。
 セットリストは書けないのですが、それ、最初に持って来る!!?という気持ちと、アルバムが出て3日、ぐるぐるぐるぐる昼夜を問わずリピートしていてKREVAさんに早く会いたいという感情が高ぶっていたため、いきなりちょっと涙が出てしまった。

 アルバム「嘘と煩悩」は一聴では恋愛の歌が多いのだけれど、裏テーマはKREVAさんとライブやイベントに来るファンの歌なのです。
 KREVAさんは事あるごとに「今日のお客さんも最高」とか言ってくれるし、他のどのアーティストやアイドルも自分のファンを褒めるけど、思いの差はこっちの方がずっと強い、そんな風に思ってました。
 でもライブが終わった瞬間からもう会いたい(ライブを観たい)、気持ちを抑えきれずにまた予定外にライブに行っちゃう、と思う気持ちが曲の中で歌われていて、他の人はどうか知らないけど、KREVAはこちらの気持ちを理解してくれている、好きな気持ちを解っていてくれている、そう感じると共にその口から生で歌を聴いたことと、これからツアーが始まることのワクワク感も、涙が出た理由にはあったのだと思います。
 ずいぶん遠くに来ちゃったけど、今の西村さんにとってSPACEで居場所はここなんだな。

 内容はツアータイトルの「TOTAL908」その通りでした。
 カッコよくて、面白くて、優しくて、ぎゅっとKREVAさんの良さが詰まってて、誰が観ても楽しい。誰が観ても心揺さぶられるそんな力の入ったパフォーマンス。
 初日ながらこれだけ完成された舞台が、この後6月のラストの東京までにさらに完璧に近づいていくのを、追いかけると共に楽しみたいと思います。 続きを読む>>

秋のイベント(908フェスとKREVAの日)

 ご無沙汰しております。
 相変わらずな感じで生きてます。

 今年の9月8日は平日だったので、908フェスは「クレさんの日」として9月3日(土)に開催(あくまでもダジャレにこだわるのか)
 その前の週に大阪では908フェス大阪として2daysが行われましたが、行きたかったなー
 だって、1日目が大ちゃんこと三浦大知くんとの2マン、2日目がさまざまなゲストの中、EL SQUAD/WRECKING CREW ORCHESTRAが出たんだもん。昨年の舞台で感動した彼らのパフォーマンスが観られるなんて!
 いいなー、でも大阪いけないし、東京にも出てくれないかなーと願っていたら、叶いました。やった!
 当日は前日まで天気があまり良くなく、きっと涼しいだろうと想像していたら午後ビミョーに晴れてしまって、物販並んでいるとき汗だく。いきなり臭いかも。

 新曲を披露するとは聞いていたものの、いきなり新曲「神の領域」からスタート!
 自分でこんな歌を歌ってしまうけれど、それが可笑しかったり嫌味にならない。
 とにかくカッコ良くて、素敵で、大好き!
 そこからにAKLOにリレーし、Mummy-Dと3人のコラボを披露。EL SQUADは初見のお客さんを驚かす(武道館のどんなに閉めきっても真っ暗にならないところはちょっと勿体なかったかも・・・)
 6月のトリビュートアルバムのライブは欠席だった綿引さやかが「ひかり」を披露した後は、赤い公園の登場。
 KREVAさんからの曲の提供繋がりですが赤い公園は聴いてなくて、さらに最近の908FESは大ちゃんのファンのお客さんも多いので、初の武道館、ちょっと出だしが可哀そうな感じになっちゃったかも。
 KREVAさん関係なく、どの曲もわりと良かったので、聴いてみたいと思いました。また出て下さい。

 舞台に残ってKREVAさんが紹介したのは、FU-JI
 かつて千晴と共にサイドMCを務めたこともある彼が披露したのは・・・「マンボー!」
 もう!もう!!おかしすぎる!!!
 くだらなさ過ぎてすごい。何故これ!?って本当に思う。
 頭から離れなくて、終演後CD買いました(本人がブースにいました)一般のCDショップには並ばないので、Youtubeで見てください(嫌なことも忘れられます)

 その後はビヨンセ・・・じゃなくて渡辺直美。何でオファーしたのかな?と思ったんだけど、純粋にあの体であれだけ動けるの凄い。
 三浦大知くんは本当にいつも通り凄い。
 最近はわりと見慣れちゃってるけど、あの歌声であのダンス。物凄い。
 が。
 その後披露したKREVAさんとの「全速力」は本当に本当にすごかった。
 二人が掛け合い歌うところに、YOKOIさんとEL SQUADがダンスで参加。
 本当に、本当にこれは凄い(もう「スゴイ」しか出て来ない)
 「全速力」のイントロが流れた時、「ああまたか」とちょっと思ったのです。とてもカッコいいのだけれど、何度も観ているし、贅沢にも慣れてしまっているのです。
 けど、やっぱりKREVAさんは凄い。そんな西村さんの気持ちすら見透かしているかのようにEL SQUADを登場させた。
 開演して早い段階で彼らを一度登場させ、そのクオリティと圧巻のパフォーマンスを初めて見る人にも解らせておいて、後から本命の「全速力」
 自身のライブやフェスでもいつも感じるけれど、ライブの構成が本当に巧みなのです。素晴らしいエンターテイナー。

 KREVAのライブはまとまった、フェス向けのものでした。
 真新しいことをするのではなく、コツコツと積み上げ習熟したライブパフォーマンス。
 初めて見る人にも楽しめるいつもの素敵なステージ。

 ・・・でしたが、アンコールはまさかの「居場所」新曲披露。
 普通、1公演で2曲新曲披露するー?
 結局いつでもKREVAさんは自分に責任のあるライブであれば、必ず新しい部分を入れてくるのでした。
 素敵な新曲だったので、発売が楽しみです。 続きを読む>>

夏のイベント(notコミケ)

 今年もロッキン行って来たよ。
 丁度お盆休みだったので、前日に移動。千波湖花火と水戸黄門まつりが前の週だったのが悔しい・・・

 今年のKREVAさんの出番は午後一番ということで、あまり急ぐ必要はなかったのですが、遅いとグッズ(Tシャツとタオル)が売り切れてしまうので開演時間くらいに到着。
 本当はもっと早く行くつもりだったんだけどさ・・・アラーム掛け間違えて起きたら8時だったのよ(たくさん寝た)
 入場したらまずグッズを買って、それからクロークに荷物を預け、ピザ食べました。ちゃんと窯で焼いたピザ。
 毎年お昼に混んでて並ぶの挫折するので、今年こそは早めに。
 おかげで午前中からビールが進む。

 昨年は朝イチの出番だったので、始まるまでその場で待機でしたが、今年は入れ替え時にどこまで行けるか、まあ後ろの方でもいいか・・・と半分諦めモード。でも、演奏始まったらいつの間にかセンターの4列目くらいにいたよ(笑)

 セットリストは鉄板な感じ。
 ファン受けだけでなく、あまり知らない人にも楽しんで貰えるような見せ方はやっぱりさすがだなあ、と思いました。
 終わってから初KREVAだったらしい見ず知らずの人が「盛り上げ方が上手いよね」と話しているのを聞いてつい話しかけてしまった・・・そうなんだよ!うまいんだよ!!
 ちょっと引いてたので、申し訳ない・・・KREVAファンがみんなこんな図々しくはありませんから嫌わないで!!!(苦笑)

 KREVAさんの出番が終わってしまったらあとはすることが無いので、トリのTHE YELLOW MONKEYの出番までだらだら飲んだり、本読んだり、昼寝したり。
 イエモンはファンというわけでも、CDを聴いてたというわけでもなかったのですが、殆どの曲がフルコーラス知ってて自分に驚いた。
 涼しい夕方の野外で聴く吉井さんの声はとても素敵でした。
 どうやら西村さんの年代がガチ世代なんですね。きっと刷り込みでみんな歌える。
 これまであまり気にして聴いてなかったけど、とても感動して、ちょっと涙が出た。ファンになる気持ちが少し解りました。

 2バンドしか聴いてないので音楽フェスとしてはどうなのよ?と思いますが、観たのが珠玉のような2バンドなので別にいいや。
 ピザも美味しかったし(そこか) 続きを読む>>

アルバム「Monday night studio session」とライブ「Sanday night session」

 今日も飽きずにKREVAネタ(笑)


monday night studio session


 ちょっと変わった「Monday night studio session」というトリビュートアルバムが出ました。
 どこがどう変わっているかというと、音楽スタジオが建物取り壊しに伴い閉鎖されるので、それを惜しんで記念に作られた、というところです。アーティストの追悼アルバムならわかるけど、スタジオの追悼アルバム。
 しかも貸しスタジオではなく、KREVAさんが所属している事務所のスタジオなので、参加している人は全員身内。
 なので小西真奈美さんや綿引さやかさんが参加してたりするわけです。
 そんな風に書いちゃうとイロモノなのかと思われそうですが、決してそんなことはなく、単純に一枚の作品として楽しめる仕上がりになってます。

 SONOMIちゃんの伸びやかな歌声で始まり、コニタンのウィスパーボイスで終わりますが、その中間の綿引さんの曲が結構良い。
 「最高は一つじゃない2016 SAKURA」でも披露した「ひかり」のカバーが収録されていますが、それよりも新たに製作された曲が元気が良く、芯の強そうな感じがして合ってます。なので、女性が要所を引き締めている感じ。

 で、このアルバムの発売を記念したインストアライブ「Sanday night session」があったので行って来ました。
 場所は日比谷の野外音楽堂。通称、野音。
 西村さん、初めての野音です。
 かつて、活動休止前のキックがライブをしたのもここ。なので、様々な感情が入り交じる。
 未だにラストライブを観に行かなかったことを悔やんでいたのだけれど、夜風に吹かれながら彼らが同じ場所で歌い騒ぐのを観て、ようやく気持ちがリセットされたような気がしました。
 発売記念なのでKREVAさんのソロは少なかったものの、他の人の普段なかなか聴けない曲や久しぶりの曲が聴けて良かったです。
 野音いい場所だなあ。
 終演後、客出しにキックの曲が使われていたので、みんなノリノリだし、そのまましばらく客席に残っている人もいたようで、会場の裏で拍手が聞こえました。
 そういうところも含めて良いライブだったと思います。 続きを読む>>

大混雑「若冲展」に行ってきたよ。

 上野の東京都美術館で24日まで開催していた「若冲展」に行って来ました。
 ネットやテレビでご存じの方もいるかもしれませんが、とても、とっても混んでました。
 どのくらい混んでるかというと、11時過ぎに並んだ時の待ち時間、240分。
 240分て4時間ですよ、4時間!
 実際はそこまで待たず・・・とはいえ、3時間半。その間ずっと立ちっぱなしの並びっぱなし。
 上野公演内なので木陰があって涼しく、また午前中は気温がさほど高くなかったので辛くはなかったのですが。
 西村さんにしては珍しく、人と一緒だったのでそれも幸いでした。
 昨年、マグリット展にも一緒に行った、東京支社のH野さんとS野さんと他愛のないおしゃべりをして、交代でトイレなどにも行けましたが、これ一人だったら辛い!
 列の途中に給水所が設置され、医療スタッフが定期的に巡回するくらいには過酷。
 西村さんたちが行った翌日は平日にもかかわらず、さらに列は長かったようです。そして、シルバーデーという65歳以上が無料の日には、なんと、ななんと、なななんと、340分待ちが出たようです!!5時間半!!!
 あまりに盛況で、各種プレイガイドで販売していた当日券も最終週を前に販売終了で、どうしても観たければ当日美術館の窓口でしか買えなくなったり(しかもここでも別に並ぶ)
 美術館側もこの混雑は予想してなかったようで、行った時には図録が売り切れてた・・・送料無料で配達してくれるというので予約してきましたが。

 でも、それだけ待ったとしてもやはり観る価値はありました。
 凄い。やっぱり伊藤若冲凄い。
 絹地に有彩色のものはどこまでも精密に、水墨画は勢いと繊細さが同居して一瞬を書き留めたかのよう。
 見どころはやはり「釈迦三尊図」と「動植綵絵」三十幅の展示。
 10年でこれを描き上げたということは、一幅4ヶ月くらいの速度だったはず。人間の集中力でこんなものが描けるのが信じられない。宇宙人だったんじゃないか。
 さらにプライスコレクションから「鳥獣花木図屏風」
 福島に観に行った時は少しケースから展示が遠く観辛かったのですが、今回は少し近めでわりとよく観えました。
 西福寺の「仙人掌群鶏図」、「蓮池図襖絵」、京都国立博物館の「果蔬涅槃図」、鹿苑寺「大書院障壁画」、MIHO MUSEUM「象鯨図屏風」・・・その他有名な作品が書ききれないほど集まっていて、本来ならそれ単体で美術展を開くようなのがこれでもか!と。
 個人的には佐野市立吉澤記念美術館の「菜蟲譜」が観られて良かった。毎年1回公開されているのだけど、いつも観に行くの忘れちゃうのよね・・・しかもなかなか貸出されない。
 実物を観られて良かったと思ったのは、これが原寸大で描かれていることが分かったから。筆遣いから楽しく描いたことが感じられました。
 おかげでそりゃあ混むよね、と納得出来ましたが、これらをゆっくり観られないのが辛かった・・・全部ざっと見て来たけど。
 またいつか、ゆっくり観ることが出来るといいな(「菜蟲譜」は今度こそ佐野に観に行くぞ) 続きを読む>>

KREVAの音楽劇「最高は一つじゃない2016 SAKURA」が最高だった。

 4月2、3日にKREVAの音楽劇「最高は一つじゃない2016 SAKURA」を観て来ました。
 書きたいことが多く、書いても書いてもキリがないので1か月以上経っちゃったよ・・・

 今回は場所をシアタークリエより少し広い東京芸術劇場に移しての公演です。
 理由は主役にNEWSの内くんを迎えているからです。
 おかげでチケットが取れなくなるんじゃ・・・と心配していましたが、そんなこともなく(苦笑)
 土曜日の昼夜と千秋楽である日曜日の計3公演を観劇。
 ここに来てようやく、初日も中日も観たかったな、と思うような「最高」の舞台に仕上がっていました。

 まず、ストーリー。
 前2回の内容は全部捨てて、全く関係のない話になりました。
 サブタイトルにも入っている通り、桜が関係しています。

 人々が桜木の下で楽しそうにしている。
 しかし、それを無感動に見つめるソメイヨシノ。
 自ら増えることのない木である自分に意味を見いだせないソメイヨシノに、意味はきっとあると話しかける男。
 そしてそんな二人を優しく見つめる女。
 彼らは意味を求めて複数の時代を旅に出る・・・

 とまあ、文章にしちゃうと解り辛いのですが、主役のソメイヨシノが内君で、謎の男がKREVAさん、謎の女性が小西真奈美さんです。
 3人とも桜の化身?実体化??ですが、その辺は細かい理屈なんかなく、そういう存在という扱い。
 だからと言って子供っぽい話にはならないのは、脚本の展開のさせ方によるものと、あとコニタンの存在か。
 あの可愛らしい人がRapを歌うというのが全然想像できなかったのですが、Rap・・・?これはRapなのか?韻を踏んでいるから定義上はRapだけど、元々のルーツからするとこれをRapと言っていいのか??というくらい、おそらくHIPHOP史上最高に上品で美しいRapでした。
 前回、前々回も歌は各出演者とも頑張っていたなー、という感想を抱いていましたが、今回はコニタンだけでなく、他の出演者の素晴らしいこと素晴らしいこと。
 増田有華さんは前回も出演されていて歌は良かったのですが、役柄的にちょっと残念と感じていて素直に好きだと思えませんでした。今回はコミカルな役と歌の上手さがアップしていて、凄いなと素直に思いました。
 彼女の歌の良さはその伸びやかなハモリですね。
 勿論KREVAさんが歌うのが至高だけれど、聴きながら、トリビュートアルバムもアリかも、と考えてました。
 そしてブラザー・トムさんの「OH YEAH」は全く、全く違う曲でした。えー、あれがこうなる!?
 HIPHOPではなく、ブルースみたい。
 あんなに弾けて楽しい歌が、とても切なく歌われました。
 トムさんがミュージシャンだということを思い出した(笑)

 トムさんは役者としてもカッコ良かったです。
 誰でも知ってる歴史上のあの人を、生き生きと演じてました。
 アドリブの多さが大変だったみたいだけれど(周りの出演者が)、たくさん笑わせて貰いました。
 今公演は台本が販売されていたため、どこまでが脚本かも知ることが出来るのですが、どんなアドリブをどこに挟むかは指定されていて、全部役者に丸投げではなく、また完全に決められた笑いではないからこそグダグダにはならず丁度いいバランスだったと思います。脚本家がそういうところも解っているので、本当に今までとは大違い。
 3つのエピソードを入れ込むという点では過去の公演と同じなのですが、3つとも時代物で皆衣装が和装でありながら、有名な歴史上の人物を主役にすることでそれぞれが混同されにくい。
 また、舞台装置は大きなセットは桜の幹のみでそれを真ん中と下手に移動させる以外は、最小限の茶店の傘と床机、あと後ろに襖が出現するくらい。簡単な装置だからこそ、各エピソードをそれぞれ複数回の転換を可能にしている。
 据えられた大階段を使用することで「桜」の面々が「人間」と同じ次元にはいないことを印象付け、また観客からも見えやすくしている。
 今回の脚本は前回までと違っていますが、おそらく出演者でもある馬場さんが大半を書いているのではないかと思っています。こんな良い人材が同じ事務所に所属しているとは・・・遅いよ!(笑)
 トムさんの役だけではなく、Mammy-Dの武田信玄も凄い良かった。
 キャラクターに緩急があって、笑えるところは笑えて、泣けるところは泣ける、はまり役だったと思います。
 あっという間に立派な役者になってしまったなー。何なら大河ドラマに出てもいいんじゃないかしら。そのくらいの演技でした。
 舞台初挑戦といえばAKLOですが、さすがにちょっと演技が硬かった。でもRAP部分はさすが!「基準」をキッチリ歌いこなしてました。ラッパーだからこそ、アレンジなしの他人のフロウは(言葉を切る場所が違うから)歌いにくかっただろうなあ。
 「基準」への導入として、KREVA(の演じる桜)とのフリースタイルバトルみたいな感じだったのですが、KREVAさんが「基準」のサウンドに「Dr.K」を載せていて格好良かったです(AKLOはアンサーとしてそのまま「基準」を歌った)
 でもいっそ本当に曲のリリックではなく、新しいRAPを2,3書き下ろして、もっと実際のフリースタイルバトルぽくしてしまったら面白かったんじゃないだろうか(大変だけど)
 でもそうなるとKREVAさんが勝っちゃうから、話の流れ的に問題か(笑)

 今回良かったと思えた大きな要因はやはり、KREVAさんの出演の多さと歌の多さがあります。
 他の出演者に被せたり、KREVAが歌い始めたのを他の出演者が引き継いだりする形でしたが、とても多くの楽曲を歌っていました。今までで一番多いんじゃないかな。
 そして前回までとほぼ被らない選曲には本当に驚いた。被っても構わないと思うけれど、あえて意識したのが解るくらい、本当に重複していません。
 それ故に、普段ライブでめったにやらないような曲も使われていて・・・感涙。
 始まって早々、大好きな「東西南北脳内回想録」が流れた時点で涙ちょっと出た。
 それから「リズム」も「runnin' runnin'」も本当に好きで、極めつけに「ma chrie」でコニタンがバレエを踊るという!!何この俺得!!!
 読んでる人にはさっぱりわからない、カオスな舞台に思えるでしょうけれど、これらが見事に1本の舞台に纏まっています。
 前回あれだけボロクソ書いていた西村さんがこれだけ褒めまくっていることからも、面白かったことを想像してください。
 本当に、本当に、演劇としても面白かったことが嬉しかった。
 エンターテイメントとしてだけでなく、演劇としてきちんと完成したことが嬉しかった。
 小さいことを上げたらもちろんもっと上の演劇を目指せるのかもしれないけれど、目指すのは「演劇」での最高ではなく、「KREVAの音楽劇」としての最高だとしたら、やっぱり今回の公演は最高だったと思います。
 もし再演があれば、是非観て下さい。KREVAファンだけでなく、Rap自体全然知らない人でも平気な舞台です。知ってる人はより楽しめる、本当に楽しく素敵な舞台です。
 そしてちょっと元気や勇気が出る、そんなストーリーです。 続きを読む>>

「SUPERLOSERZ」を観てきたのよ。

 12,13とKREVAさんが出演している「SUPERLOSERZ(スーパールーザーズ)SAVE THE EARTH 負け犬は世界を救う」を観て来ました。
 演出は宮本亜門。東京での公演場所は新国立劇場の中劇場。
 なので、「最高はひとつじゃない」みたいなことにはならないだろうと安心してはいたけれど、KREVAの役どころが「ミスターX」って。(特別出演)って書き方も怪しすぎ。
 本当にチョイ役だったら観なくてもいいかなあ、と思ったのですが、たまにはちゃんとした商業演劇を観るのもいいかも、と考えて土日1公演ずつ、計2公演のチケットを取りました。
 期待してガッカリするのも嫌なので事前情報はほぼシャットアウト。そのためエンターテインメントであること、言語を使わないノン・バーバル・コミュニケーションの舞台であること、KREVAは重要な役どころでそれなりに出ていることだけ確認で、いざ当日。

 いやあ、面白かったです。
 ごめん、不安がって。

 サブタイトル通り、上手くいかない日々を重ねている主人公たちが宇宙人から地球を救うというすごく単純で安易なストーリーでしたが、言語を使わず表現するにはこのくらいで丁度良い。
 全編を通しカッコいいダンスで構成されていて、言葉が使われるのはKREVAのミスターXのRAPと登場するアイドルの歌のみ。
 ただ、それだと別に真新しくもないし、エンターテインメントとまではいかないので途中まで「こんなもんかなー」と首を傾げていたのですが、中盤になって登場する宇宙人のカッコいいことカッコいいこと!!
 今回舞台に出ていて、かつ振付も手掛けたYOKOIさんがリーダーを務める「WRECKING CREW ORCHESTRA」のELダンスが使われているのですが、クオリティの高さにぎゃふん!!!!でした。

 サイリウムみたいなELワイヤーを点滅させながら踊るんですが、ダンスの切れの良さと点滅のタイミングの絶妙さ。
 それにさらにプロジェクションマッピングをところどころ加えているので幻想的な部分もありつつ、客席通路でのパフォーマンスは近いが故の迫力もあって、瞬きが出来ないくらい釘付けになりました。
 一見ELワイヤーの演出の凄さに気を取られますが、よく見るとその衣装のデザインもシンプルながら凄い。
 頭に角のような突起を付けることで背を高く見せて威圧感を増し、手先は指まで覆うことで腕を長く見せている。人間より腕を長く見せることでアンバランスさが観客に不安を与え、かつ動きも肩を動かさない(チンパンジーのような)歩き方の演出でより「人間離れ」した宇宙人を描いていて、子どもだったら泣くだろうな、というちょっと怖い感じに仕上がっていた。
 闇の中で動き回って踊るパフォーマンスはたった9人なのに、その演出の仕方でとてもたくさんにも見える。
 新国立劇場という比較的新しく高機能な劇場で上演することでチケット代はそれなりの値段となったが、このパフォーマンスを行うにはきちんとした設備(外の光が漏れ入らないこと、ワイヤレスでELワイヤーの点滅が行えること、舞台全体をプロジェクションマッピングで覆える距離感があること等)が使用出来ることが必要だったのだと納得出来た。

 KREVAさんの役が必要だったかどうかですが・・・
 白いスーツの人間の目には見えない神様はまるで「最高はひとつじゃない」に出て来た白天使にそっくりで、同じように付け足しにも見える。
 でも、もしこの役が無かったら、ラストがどこでどう終わるべきか、きっかけが出せなかったのではないか。
 だからといって通常のセリフではこの舞台特有のテンポが途切れるが、RAPだからこそそのテンポを守りつつ、必要箇所で舞台転換させるきっかけを作ることが出来たのだと思う。
 また、観客目線に一番近い、物語を俯瞰した立場にあるからこそ必要最低限のRAP(普段のKREVAのRAPに比べると、比較的単純な言葉の羅列だったのも、RAPに親しみのない人でも聞き取れるような配慮と思われる)で登場人物の心中や状況を伝えることが出来る。
 そう考えるとミスターXはただの付け足しではなく、舞台を左右する狂言回し役なのだと言える。だからカーテンコールでは主役ではないはずのKREVAが何故か真ん中にいて、場を仕切っていたのだろう。
 舞台というのは不思議なもので、必ずしも主役が舞台を仕切るとは限らない。物語を支配する人物が舞台を仕切る、そうなるとやはりミスターXは必要だったのだろう。
 ざっくりした作りに見えて、実は深く考えて作られている、そんな舞台だった。
 商業演劇というのはこういうものなのだと、KREVAにも判ってもらえたと思う。ぜひ、この経験を「最高はひとつじゃない」にも生かして貰いたい(本当にな・・・)

 おかげで2公演の予定が、当日券で3公演目を観てしまいました。でももっと観たいなあ。大阪行きたいなー 続きを読む>>