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作業6日目。

 6日目は再び個人宅。
 4日目にも行った、豊間地区でした。
4日目その1
 4日目の時の近所の海。海に面した家は、土台を残して流れてしまいました。

 広い庭の砂の中の瓦礫を取り除く作業。
 ホントは全部土のう袋に詰め込んで廃棄してしまうのが楽なんだけど、要望で砂はそのまま。
 最初は全員で砂をふるいに掛ける作業の予定でしたが、うちの班だけ依頼人に声を掛けられて、母屋の前での作業。津波の前までは綺麗な躑躅が植えられた築山があったそうで、その跡地に流入した砂を依頼主のおじいさんがかき集め、盛ってありました。
 それを平たく均して欲しいという話でしたが、この砂の上にいずれ土を持ってまた以前のような築山にするとのこと。
 それならば瓦礫やガラスが混ざったままは危ないので、掘り返して取り除きつつ均すことに。
 班員7名で2時間くらいで完了。

 さらにその続きで草の生えた、駐車場だったらしい場所の草刈りと瓦礫拾い。どうやら元々それほど生えていなかった草は、波と一緒に種が運ばれて来たそう。
 ここのお宅は広く、一日で終わらないためもう何日にも亘って継続して作業をしている案件。ご夫婦もその都度手伝おうとするらしいのですが、疲労しているとのことで休ませるように事前に言われていたのですが、やっぱりどんなに座っているように言っても手伝おうとする。
 作業してみて、やっぱりどこのお宅でも、お年寄りほどそうやって手伝おうとするんだよね・・・
 けど、話をしている間は手が止まるし、一回話し出すと長いから、たぶん話を聴いて欲しいんだろう。
 みんなもそれに気付いたみたいで、自然と、無理に遠ざけようとせず、なるべく話し相手になりながらの作業となりました。

 作業に行くといつもトイレをどこかで借りる訳ですが、この日は近所の仮設トイレを借りました。
 謎のゲル(パオ?)が道路沿いに建っていて、中にトイレがあるようだったので行ってみたら、建物(?)の中にテントが設置されていて(個室らしい)さらに中に箱形のバイオ簡易トイレが設置されてた・・・
 電源入っていないみたいだったし、そもそも使い方の説明書きとかあって面倒臭いので使うの諦めたけど・・・何であそこにゲルが?謎です。
6日目その1
 扉に「トイレ」って貼ってあるのだ。

 で、代わりにすぐ隣のコンビニの裏の仮設トイレを借りましたが・・・このコンビニ、津波にやられて壁が無いのでした。正面と背後筒抜け!
 なのに営業してるんです・・・
 屋根(と横の壁)だけのコンビニの前の方に机を置いて、その上に商品並べてました。保冷車が来ていたので、あの中にお弁当類は入れたまま販売してるのかも。
 人間って逞しい。
 そしてカッコイイ。

6日目その2
 コンビニの前に居た。
 隅に映るのが、筒抜けになったコンビニ。

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だって読めないもん・・・ごめんね。

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