西村さんの独り言

　えー、何だかんだありまして、明日から復興ボランティアに行くことになりました。
　作業期間は1週間（その前後に移動日があります）
　行先は福島のいわき市です。
　派遣元は連合です。電機連合かと思ったら、さらにその上からの要請だった。
　電機連合からの派遣で大体1回に20～35人くらいらしい。西村さんは10次の派遣なので、10回でも多くて350人・・・結構な人数が居るのに、これだけかあ。
　まあ、仕事で復旧作業に行ってる人も多いだろうから、何とも言えないけど・・・受け入れる側の問題もあるし、この先もまだ派遣は続くのであれこれ言うのはやめよう。でももうちょっと集まるよなー。

　まあそういう西村さんも、高い志があっていくわけではありません。
　復興して欲しいとか人手が足りてないとかそいう気持ちが下敷きにあるのは当たり前として、自分が何が出来るのか判らない。口先だけで何の役にも立たない自分が、本気になったら一体何が出来るのか知りたい。
　自分のために行くのです。支援はきっかけでしかない。
　だから「偉いね」って言われるのは何だか違うし、居心地悪い。
　まーそれでも良いよねー。だって、どっちにしても片付けはするんだし。

　ボランティアに行くと告げた時、一瞬の間を置いて、「気を付けて」と送り出してくれる人の優しさに感謝してます。
　ホントに周囲のみんな、友人も職場の上司も親も行くなと言わない。たぶん最初の間は「ボランティアに行くと言っているのだから」というのと、「止めても聞かないから」というのが出てしまうんだろう。

　震災から3ヶ月経ち、部分的には落ち着いているけれど、今も余震が続いてる。福島のわりと安全な部分にあってもそれは一緒だから、最初行く時には遺言を書き直そうかと思った（以前書いたのはあるんだけど）
　でも、何にも言わず送り出してくれた人がいるから、西村さんは絶対に元気で帰ってくるし、ある程度の役に立ってやる！と思うし、原発にちょっと近いけど健康害したりしないんだから！！と何だか良く判らない自信に満ちてます。
　送り出して、そして待っててくれる人が居るから平気。
　普段はだらしないし、努力しない西村さんだけど、今回だけはちょっとばかり頑張って来ますぞ。