映画「シンドラーのリスト」でまた号泣。

 先日、久しぶりに映画「シンドラーのリスト」を観ました。
 いやー、DVDレンタルしてたんだけどね、時間が無くて途中で返却しちゃったので返してすぐその場でDVDを買いました・・・だって3枚3千円だったんだもん(定価でも1,500円)

 それで、やっぱり号泣しました。西村さん号泣映画No.1に長年君臨しているだけあります(笑)
 3時間以上という長い映画だけど、退屈しないし毎回ハラハラしてしまうし結末を知っているのに泣いてしまう。
 戦争に乗じて一儲けしようと琺瑯工場を買い取ったオスカー・シンドラーが、迫害を受け始めていたユダヤ人を雇い、その持ち前の交渉の上手さを発揮して軍需工場として成長させていく。
 最初は金儲け目的だったシンドラーだが、工場の従業員と接し、またナチス親衛隊の横暴さと強制収容所の環境の悪さなどから、迫害される人々を工場の従業員という名目で救い出すようになっていく。
 映画は映画なので脚色もあるだろうし、誇張も多少はあると思う。
 でも、これを撮ったスティーブン・スピルバーグはやっぱりスゴイと思う(あのスゴイつまらないリメイク「宇宙戦争」を撮った人とは思えない・・・笑)
 大事なのは何があったかを伝える事であり、また記録映画ではないから物語的に面白かったり感動したり出来るというのも大事だろう。苦痛なだけの映画では誰も見てくれないだろうし、本当に感動したり辛い気持ちになったら、人はそこから一歩踏み込んで真実を調べようという気が起きるから。
 売れた監督だからこそ撮れる映画だろう。賞狙って何が悪い。賞を取ったって事で観るヤツが世界中に溢れてるんだから、それこそ逆手に取るべきだ。

 どんな映画もけなさない映画評論家の故淀川長治さんが「シンドラーのリスト」を酷評したという話は聞いたけど、ネットで検索してもそのエピソードはちょっと曖昧な感じ。
 「産経新聞」の夕刊に載ったエッセイでは色々あるけど「一見は必要!」って書いてたみたいだし・・・
 もしも本当に激怒したとしたら、それは逆にこの映画を観ろと言うことだと思う。
 どんなくそつまんない映画もけなさなかった人がけなすということは、それだけのインパクトがあって、人に訴える物があるということだろうから。

 まだ観たことがない人がいたら、いつかは絶対観て欲しい。 続きを読む>>

昔の映画、「陽暉楼」と「吉原炎上」

 ども、人間ドックの医者による検診で「バレーボールとかやってた?」と聞かれ、いいえ、と答えたところ「普通の人の体格じゃないから」と言われた西村さんです。
 何を観て普通じゃないと思われたのでしょう・・・身長か、それともインドアとは思えない発達した肩やふくらはぎか?(笑)

 さて、DVDで「陽暉楼」「吉原炎上」観ました。両方とも五社英雄監督作品(この監督のを観るの初めてだ)
 「陽暉楼」は宮尾登美子原作なので読了済み。「吉原炎上」は観月ありさ主演のTVドラマ(この間再放送してたので)で主なストーリーは把握済み。
 しかし、どちらも話違いました(笑)
 「陽暉楼」は主人公の人生は原作とほぼ同じ。しかしそれを取り巻く人が違う・・・原作で地位や男を取り合うことになる芸妓はクローズアップされることなく、その代わりに珠子という浅野温子演じる娼妓(後に友人となる)となる娘が出てくる。
 やっぱり、主人公の房子(桃若)と珠子が取っ組み合いの喧嘩をするのがこの映画の見所でしょうか。ずぶぬれになりながら互いの髪や着物をつかみ合うシーンは確かにすごい。ここまでやるか、って感じ。

 「吉原炎上」は吉原遊郭に売られた久乃(若汐)が遊女になる前に将来を約束した男に裏切られ、その後好きになった男を一途に思う話。本人もさることながら、他の遊女達の末期が可哀想。
 映画は九重花魁と若汐のレズ濡れ場ですね!
 うっかり変なAVよりエロいよ!!(笑)
 しかしそれ以外のところで何か取り立てて観るところがあるかというと、何だろう、イマイチスッキリしない。
 むしろドラマの方が男に裏切られ、笑わなくなってしまった花魁ということでわかりやすかったかな。
 好きになった男に身請け話をされ、それを断る理由も映画だと最後までハッキリしなかったし・・・それに、男は別の娼妓と一緒に焼死するし!!
 ドラマはその点ハッピーエンドでしたからねぇ・・・
 まあ、ドラマでは描けないどろどろしたところや、エロティックなところは映画の方が当然優ってますし、名取裕子と二宮さよ子の濡れ場だけでも観た方が良いかも(笑) 続きを読む>>

映画「シーズ・オール・ザット」は大好き!

 昨日、また映画「シーズ・オール・ザット」を観てしまった。
 今まで使ってたレンタル店の品揃えがイマイチだったので、「TUTAYA」に久しぶりに行ったら、あれもこれも置いてあって嬉しくてレンタル。
 生徒会長で人気者のザックは、卒業パーティーを数週間後に控え、美人で人気の彼女に振られてしまう。
 半ばやけっぱちで、どんな女でも自分が隣にいればプロムクイーンになれると言い、賭を始める。賭の対象に選んだのは、ネクラで不気味と有名なメラニー。
 誰でも自分に簡単になびくと思っていたザックが、メラニーには全く相手にされない。しかしそれでもアピールし続けるうちに、家族と少数の友人にしか打ち解けずにいたメラニーも、ザックに惹かれていく。
 ハッキリ言って王道のラブコメディ。
 良く言えばわかりやすい可愛い物語。悪く言えばひねりも大してない、それだけの映画。
 だけど、何だか好きなんだよなぁ。
 普段絶対観ないタイプの映画なんだけど、何故かコレは映画館で観ました。主題歌が好きだったから観たのかも。
 その後もう何回も観てるけど、ついメラニーに感情移入してしまいます。
 少数の人間としか親しく出来なくて、自分は可愛くないから、と他人を拒んで内にこもってしまっているところとか。

 今回レンタルして、特典映像で主題歌のSixpence None The Richer「kiss me」のミュージックビデオが収録されたので観たら、ただのPVではなくて主役二人がSixpence None The Richerの座ってるベンチに一緒に座ってるヤツだった!得した気分!!
 微笑ましくて良いなあ。
 元々凄く可愛い歌で、大好きなんですけどね。 続きを読む>>

映画「シャーロック・ホームズ」は良い!

 やーっと映画「シャーロック・ホームズ」観ることが出来た。
 シャーロキアンではないけれど、そこそこにホームズ好きですからねぇ。ベイカー街221Bにも行ったことあるよ。

 原作を若干無視したアクション映画だとは聞いていましたが、もともと原作も馬車で追いかけたり、銃による撃ち合いをしたりといったのもあるくらいなので(ホームズは格闘の末、崖から落ちた訳だし)あまり気にしていなかったんですけどね。
 なかなかどうして、良かった!
 ホームズが捕まえて死刑になったブラックウッド卿が予告通り蘇り、さらに殺人を犯し、さらなる混乱にロンドンを陥れる・・・

 ホームズが変な人に描かれるのは良くあることだけれど、わりとまあこの映画のホームズは理解出来る普通の人。
 身なりが酷いのはちょっとなー。「バスカヴィル家の犬」で(だったかな?)汚れたカラーの替えをワトソン君に持ってこさせたくらいホントはオシャレさんなのに(笑)
 頭が良いのはそのままだけれどね。
 そしてワトソンがとても恰好良いのが良い。ホームズと同じくらい腕っ節が強く、頭もかなり切れる。
 大体、探偵と助手というと探偵の方が頭が切れて強くて、助手は探偵より頭が悪くて探偵に振り回されて馬鹿にされて、と言うのが多いけど、そういう形通りのそれにはもう飽きた!
 それ以上に、ホームズがワトソンに依存しまくっているのが微笑ましくて、ただの変な人で終わらず、可愛いとすら思いました。
 だってさー、ワトソンが結婚しちゃうのを止めて欲しくて邪魔したり、嫌みを言ったり、相手のメアリーに会わないようにしたり、一緒に捜査に来て欲しくてわざと銃を忘れて行ったり。
 微笑ましいなあ。

 原作をほどほどに都合の良いように改変するよりも、原作の基本は守りつつ、全然新しいストーリーを作ったのもこの映画の好ましいところだと思う。
 それでいて全く嫌悪感を感じないのは、おそらく作り手が本当にホームズを好きで、それで自然と生まれた物語だからだろう。
 アクション物でありながら、途中で出てくるホームズの行動にちゃんと理由付けがされていて、ミステリ要素も捨てていないのも好ましい。
 どうも2作目もありそうな雰囲気?だったので、これは是非作って欲しいな~ 続きを読む>>

映画「アリス・イン・ワンダーランド」はディズニー映画!

 公開されたばかりの映画「アリス・イン・ワンダーランド」を観て来ました。
 9時に迎えに来るって話だったのに、結局30分くらいだった・・・M輪田とK野先輩だから当然と言えば当然なんだけど。昨日帰って来たのが遅かったので、もうちょっとゆっくり起きたら良かったな(おい)

 午前中に映画館で映画を観るのが超久しぶりなら、誰かと一緒に観るのも、正規料金で観るのも久しぶり。
 しかも考えたら、正規料金で観た映画の多くにジョニー・デップ出てる(笑)
 予告の段階では3Dの上映もあったはずなのに、2Dしかなくてちょっとがっかり。吹替だったし(字幕の方が好き)
 午前中だからか、2Dだからか、広いスクリーンだったわりに客はそんなに多くなかったです(チケット売り場は混んでた)

 観始めて早いうちは「こんなアリス知らない」という、そんな気分でした。
 もっと素直でもっと好奇心旺盛。それで少しだけ意地悪。
 登場するキャラクター達ももっと自分のことだけしか考えていないのが「不思議な国のアリス」と「鏡の国のアリス」だと思っていたのだけれど。
 ティム・バートンらしさは、ほぼフルCGによる加工でも健在で、良くこれを作ったなーというのはあったけど、やっぱりなんかちょっと物足りなかった。
 生身の役者や本物の衣装はとても可愛くて満足。特に小さくなったアリスのためにマッド・ハッターが作ったドレスが凄く可愛い。
 アリスは可愛いけど、美人過ぎないところが良い。こんな子が世界にはまだたくさん居るんだなー
 赤の女王はCGを上手い具合に使って作り物っぽくしている点が良かったし、白の女王は演技自体が「ゼンマイ仕掛けの人形かっ!」ていうところがイイ!!(吹き替えの深田恭子も良かった)
 マッド・ハッターが終わりの頃になると可愛く見えてくるんだからジョニー・デップは凄いよね(笑)

 で、以下はネタバレ気味の文句。 続きを読む>>

先週観た映画のこと。

 また間が空いてしまいました・・・(苦笑)
 最近観た映画のDVD。

「バーン・アフター・リーディング」
 コーエン兄弟監督の映画。
 シリアスなのかと思ったら完全にコメディでした。
 自分のことしか考えてない人達がそれぞれ事件に巻き込まれていって、最後に全部話は繋がるんだけど・・・状況が判っているのは観ている人間だけ。登場人物達は自分がどのような状況にいるか最後まで知らなくて、だからこそ笑えるのかもしれないけど、個人的にはあまりスカッとする感じではなかった。
 「ノーカントリー」はサッパリ判らなかったし暗いけど、まだ好きかな。

「マルホランド・ドライブ」
 レンタル店のPOPを観て借りてみたサスペンス。
 事故で記憶を失った女性。田舎から出てきた女優志望の女性と共に自分が誰かを探る為に事故があったことを調べたり、ふと思い出した名前の人物に会いに行こうとする。
 こう書いちゃうと王道のミステリっぽいですが、監督がデヴィット・リンチ(「ツイン・ピークス」の監督)なので複線一杯、虚実入り乱れ、謎は謎のまま(笑)
 わりと面白かったですが、理解出来ないままだった・・・世界が入れ子になってるのかと思ったんだけど・・・自分の中で、ここまで納得出来る解決が付けられない映画は珍しいので、近い内に再見したいッス。

「題名のない子守唄」
 「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督作。この監督としては珍しいサスペンス物。
 彫金細工師の家庭に勤める家政婦を階段から突き落とし、その後釜に入り込んだ女性。しかし、夫婦の不在中に金庫を調べたり、一人娘を脅し賺し手懐ける。
 女性は何者で、何の目的で一家に近づいたのか。
 物語が進むに連れ、女性の心の傷が姿を顕わにしていきますが、なかなかエグく苦しい。
 やっぱり女性が暴行されたり、意に反して服従させれたりするシーンがあるのはイヤだなあ。
 「マレーナ」もそうだったけど、全体を通して辛いのに、最後にほんの少し救いが訪れるところが憎い。コレがなければホント後味悪すぎです。

 最近、当たり!って言える映画がないなあ。
 何かオススメあったら教えてください。 続きを読む>>

映画まとめ書き。

 休み中は結局、掃除に費やしました。
 もう限界(主に腰が)
 謎の紙(主に漫画や小説のネタ等をメモした物)やスケッチブック、ノート類がどうにも出来ず、そのまま段ボールに入れて積み上げて布で目隠ししてしまった・・・捨てたら良いんだけどねぇ(苦笑)

 レンタルしていたDVDを返しに行きつつスーパーに出掛けたのに、肝心のDVDを忘れました(爆)
 返却期限が昨日までだったので仕方なしにもう一往復。

 最近観た映画。
 「クローバーフィールド HAKAISHA」
 えーと、つまらない映画と言うことでA木くんとI根井さんが挙げていたので観てみた。
 未知の生物が街を襲って、それを一般人がビデオで撮影してるという設定。その為ずっと、手持ちビデオで撮影した風なので疲れる。
 そのくせ家庭用ビデオの設定なのにライトが付いてたり、暗視モード付いてたり、暗いところで鮮明に撮影出来てたりして、リアルさが足りない。
 後半は体が串刺しになっている女性をみんなで持ち上げて刺さっているのを抜いて助けたり(血が噴き出すよ!)かつその人が腹を押さえて立ち上がって走れたり(・・・)最早リアルさの欠片もなかった。
 大半を撮影してるキャラクターにイライラして、「早く死ねばいいのに」と思って、その人が助からなかった所は良かった(おい)
 幸せな日々のビデオに上書きしてしまった、という構成は良いのにねぇ・・・
 でも、言う程クソ映画じゃなかったのが残念(笑)

 「ナイトミュージアム」
 I根井さんが号泣したとのことで借りてみた。
 ファミリー向けの娯楽映画なので、A木くん曰く「どこで泣けるんだ?」
 博物館の夜警に就職した主人公が、夜になると命を持って動き回る展示物に翻弄されるお茶目な話。
 観る前は凶悪なティラノサウルス(の骨)と戦うのかと思ったら違った。可愛すぎる~
 若干盛り上がりには欠ける気もするけれど、変に捻っていなくて、悪者も必要以上の酷い目に合ったりしなくて、安心して観ていられる感じで好感度高し。
 ほんの少しだけ涙出たけど、さすがに号泣はなかった・・・I根井さんは一体どこで泣いたのか、今度聞いてみよう。 続きを読む>>

映画「タワーリング・インフェルノ」は教訓映画。

 「ベン・ハー」に続いて今度は「タワーリング・インフェルノ」を観ました。
 超高層ビルの火災を描いたパニック映画。
 これまた古い映画ですが、出て来る制御設備のコンピュータが巨大であることを除けば、そのまま現代に置き換えても全く遜色ないですね。
 ただ、発火原因がケーブルのショートみたいな描き方でしたが、立派な制御装置が入っていることを考えると、普通なら発火する前に電気遮断されるんじゃ・・・(所々の描写ではちゃんと動いているっぽかった)
 あと、電気屋さん(内勤ですが)としては、異常過熱しているのを見に行って、「(電気を)止めたか」「はい」というやりとりだけでおもむろに設備に触れているのが怖かった・・・
 そこはちゃんと自分で検電しないと!(苦笑)
 異常過熱なら尚更、変なところから電気が漏電しているかも、と考えて検電(電気が来ているかどうか確認)すべきです。
 高電圧の方がイメージ的には死にそうだけど、実際は触れた瞬間に跳ねとばされる事も多く(指とか吹っ飛ぶらしいが)、それに対し低電圧の方は絵に描いたようにビリビリして手が離せなくなるので死亡事故も多いらしいぞ!
 だから映画などで高圧でビリビリ感電死するのは間違い。実際はバシバシ火花散って黒こげになるのよ。
 実生活で漏電している可能性がある場合、必ずブレーカーを下げて、電力会社などに調べて貰いましょうね!!

 閑話休題。
 映画そのものはホントに良く出来ていて、2人の主人公(消防隊長のスティーブ・マックイーンとビル設計士のポール・ニューマン)を軸に、ビルに閉じこめられる人物達の背景が(派手ではないけれど)それぞれ面白い。でも話をビル外に持ち出したりはせず、殆どビルとその周辺で処理してるのも好感度高いです。
 ラストは鎮火してめでたしめでたしではなく、「死者を200人以下に押さえることが出来て良かった」「いずれ(この手のビルを造り続けるなら)1万人以上の死者が出る」という消防隊長の言葉が重い。
 どれほど技術が高度になっても、使うのが人間である以上どこかに綻びが生じる物だから、どんな建物でも道具でも、最大限の安全確保と予防が大事ですね。
 そう言う教訓めいたところも含めて、面白かったです。 続きを読む>>

この歳になって「ベン・ハー」初見。

 昨日BSで映画「ベン・ハー」をやっていたので、することもないし観てみました。
 へー、ウィリアム・ワイラーが監督なんだー。
 ふーん、主人公の名前がユダ・ベン・ハーで、濡れ衣で罪人にされて、途中でイエス・キリストも出て来たりするんだー。
 というか、戦車競争や戦争がメインな訳じゃないんだ・・・なんかずっとそれがメインの映画なのかと思ってました(苦笑)
 
 でも、さすが巨匠、さすがアカデミー賞11部門受賞。
 最初のうちは友達とメールしながらでぼんやりだったのが、1時間半経過した時点で席外したり出来なくなった。
 3時間越えの映画だから、幕間が入るので(今の映画は入らないんだよなー。入った方が楽なのに)その間に録画に切り替えて立ちましたけど、うっかり全部観ちゃう勢いでした。
 で、後半を本日視聴。
 前半の罪人にされてガレー船のこぎ手として身を落とし、そこから運良く這い上がっていくのに比べ、後半は自分と母妹を追いやった幼なじみの司令官への復讐がメインに切り替わって全然違う話みたい。
 良い奴だったベン・ハーが、復讐のために段々嫌な奴になっていくよ~やっぱりチャールトン・ヘストンは悪人顔だよ~(笑)
 キリストを絡めているので、もしかして名前の通り死ぬのか?と思ったら違いました。
 最後はめでたしめでたし。
 やっぱり昔の映画は話が安定しているし、面白いし良いね。

 ところで、この映画においてイエスは復活したのだろうか? 続きを読む>>

所々は面白い「イングロリアス・バスターズ」

 今日から公開の「イングロリアス・バスターズ」観た。
 これを観るか、「ゼロの焦点」を観るかで迷ったのですが、丁度予告が始まったばかりだったのでまだ間に合う!ってんでこっち。
 「面白くなかったら全額返金」を謳っていますが、開始して60分以内に退席した場合に返金らしい。
 うーん。
 最初や、ところどころは面白いんだよ。
 でも全体を通して観た時、そんなにすごい面白いというのでもない・・・笑えないしさ、かといって泣けるんでもないし、残るのはただ視界的なショックと無意味に人が死にすぎってことくらい。
 わりとグロい画面も平気な西村さんですが、ちょっとこれはなあ・・・痛いのや人が死ぬのが嫌いな人は、すぐに退席するでしょう。

 第二次世界大戦中にナチスを殺して回る特殊部隊の話だけれど、結局は彼らも自分が楽しくて殺してるだけだと思った。
 この映画の中でホントに何かを考えて行動したのは映画館の女主人くらいで、そうじゃない人たちがたくさん人を殺すのがどうにもイヤでした。
 思想の無い物語がイヤなのよ。
 アクションがメインならそれはそれでいいんだけど、決してそういう話じゃないし。
 話を作っていって、その上で暴力や戦争が外せないならアリだけど、理由無い暴力、暴力のための話はイヤ。戦争のための話はイヤ。
 まだ「キル・ビル」のほうが復讐というわかりやすいテーマがあったし、半分冗談だから面白かったけど、この話は本気で良いと思って作ってるっぽいからなぁ・・・

 千円で観たので許せましたが、正規料金だったらやはり途中退席した方が良いと思います。 続きを読む>>