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映画「アリス・イン・ワンダーランド」はディズニー映画!

 公開されたばかりの映画「アリス・イン・ワンダーランド」を観て来ました。
 9時に迎えに来るって話だったのに、結局30分くらいだった・・・M輪田とK野先輩だから当然と言えば当然なんだけど。昨日帰って来たのが遅かったので、もうちょっとゆっくり起きたら良かったな(おい)

 午前中に映画館で映画を観るのが超久しぶりなら、誰かと一緒に観るのも、正規料金で観るのも久しぶり。
 しかも考えたら、正規料金で観た映画の多くにジョニー・デップ出てる(笑)
 予告の段階では3Dの上映もあったはずなのに、2Dしかなくてちょっとがっかり。吹替だったし(字幕の方が好き)
 午前中だからか、2Dだからか、広いスクリーンだったわりに客はそんなに多くなかったです(チケット売り場は混んでた)

 観始めて早いうちは「こんなアリス知らない」という、そんな気分でした。
 もっと素直でもっと好奇心旺盛。それで少しだけ意地悪。
 登場するキャラクター達ももっと自分のことだけしか考えていないのが「不思議な国のアリス」と「鏡の国のアリス」だと思っていたのだけれど。
 ティム・バートンらしさは、ほぼフルCGによる加工でも健在で、良くこれを作ったなーというのはあったけど、やっぱりなんかちょっと物足りなかった。
 生身の役者や本物の衣装はとても可愛くて満足。特に小さくなったアリスのためにマッド・ハッターが作ったドレスが凄く可愛い。
 アリスは可愛いけど、美人過ぎないところが良い。こんな子が世界にはまだたくさん居るんだなー
 赤の女王はCGを上手い具合に使って作り物っぽくしている点が良かったし、白の女王は演技自体が「ゼンマイ仕掛けの人形かっ!」ていうところがイイ!!(吹き替えの深田恭子も良かった)
 マッド・ハッターが終わりの頃になると可愛く見えてくるんだからジョニー・デップは凄いよね(笑)

 で、以下はネタバレ気味の文句。

 どうしても納得行かなかったのは、ジャバウォッキーをアリスが倒して、赤の女王に罰を与えてめでたしめでたしのところ。
 暴虐ぶりを見るに見かねて自ら戦うならともかく、結局の所、周りに頼られて腰を上げてる。フラミンゴとハリネズミが可哀想で助けたアリスはそんなアリスじゃないのに。
 赤の女王がやったことは許されるレベルではないのかも知れないけれど、嫉妬が起こした行動であり、何故そこまで追いつめられなければならなかったか、そこは救って欲しかった。
 与えられた罰も「永遠に誰とも口を聞かず、誰にも顧みられない」という可哀想なもの。嫉妬が原因の人間に与える罰としては酷すぎる。せめて罪を悔いて、妹の白の女王とは理解し合えたら良かったのに。
 こういう点がやっぱりディズニー、だと思う。
 勧善懲悪に見えて、一方だけに都合の良い物語。
 ティム・バートンの脚本では悪い奴には当然の報いがあるけれど、それは完全な自業自得であって、誰かに与えられてのものではない。きっと彼ならジャバウォッキーに踏みつぶされたり、八つ裂きにされたり、もっと内容は酷くても、そう言う形の罰を与えたろう。
 その当たりがいつものティム・バートンの映画とはちょっと違うな、と思ったし、CGもやっぱりどこかディズニー的でしっくり来なかった。
 西村さんはやっぱり、ディズニーが根本的にあまり好きではないようです。

 まあ、良くも悪くも、これだけの費用を出せるのはディズニーだからだけどさ・・・もし監督が元ディズニーの社員じゃなかったら、監督させてくれただろうか。その辺が気になる(笑)

 映画を見終わって昼ご飯を食べて、少ししてからドライブがてらにちょっと山の桜の名所に行った。
 しかしもの凄い渋滞で、到着までに2時間も掛かった・・・あんなに混んでるの初めてだったので驚いた。
 行ったの数年ぶりだったので、いつの間にか駐車場も歩道も綺麗になっていて、かつ新しい植樹が凄かった。
 完全に桜の名所で儲けようとしてるな!(笑)
 きっと、数年後には桜の山になっていることでしょう。

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だって読めないもん・・・ごめんね。

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