年末年始に観た映画。

 年末からこっち、観た映画DVDまとめ書き。

 「ボーダー」
 市警役のロバート・デニーロとアル・パチーノが連続殺人事件の謎を解いていくわりとありがちなやつ。
 デニーロとパチーノ観たさに借りましたが、ちょっと残念な感じ。
 でも映像を使った演出は良いと思う。

 「プレシャス」
 ニューヨークのハーレムで育ったプレシャスは、実の父親から性的虐待を受け、妊娠したことで学校を退学になる。働く事もせず、生活保護を受けて生活する母親からも虐待を受けている。太っていて学もない彼女の夢は、白人のハンサムな旦那さんと暮らし、モデルとして成功する事。
 夢を見て空想で日々の辛さを紛らわせていたが、新しい学校で学ぶ事の大切さを知り、本物の夢を描くようになる。
 貧困と虐待の連鎖。辛くて苦しい話だけれど、描き方が良いのか嫌な気持ちがわりと残らない。良い映画。

 「サイレントヒル」
 同名ゲームの映画化。
 行方知れずになった娘を捜して、廃墟となった街を探す母親。
 そこで不思議な世界に取り込まれ怪物(?)に遭遇する。
 独特の世界観が怖い・・・ハズだけど、映画だとほっといても時間が経過し物語も進行するので、そうでもない。正直ゲームの方が自分から行動しなきゃならないから怖い(触りくらいしかやってないけど)
 残酷な話だったりするけれど、出てくる怪物がただの憎悪って感じで腑に落ちない。特殊メイクは怖いよ。

 「カオス」
 謝って犯人と人質を射殺してしまい、謹慎を受けている刑事。
 銀行の立てこもり犯が交渉役に名指ししてきた事で復職するが、強盗を取り逃がしてしまう。
 そして犯人から挑戦されている事を知る。
 うーん、まあ、ちょっと面白い。
 カオス理論をネタにしてるっぽかったのでどうなんだろうと思ったけど、そんなでもなかった(苦笑)
 まあコレもわりとありがちな話かな。

 「ドランのキャデラック」
 スティーブン・キング原作で、クリスチャン・スレーターが出てるから借りてみた。
 人身売買を行うギャングのドラン。その現場と殺人の瞬間を観てしまった妻を殺され、復讐を誓う夫。
 ホントにキング?って途中まで思うんですが、人によっては嫌な気持ちになるくらいの執念深い復讐劇は、確かにキングだ。
 ドランを演じたスレーターがホントに嫌な奴で、西村さん的にはとても面白かったです・・・今回まとめ書きの中では1番(悪趣味だな~) 続きを読む>>