KICK THE CAN CREWとKREVA

 ついに、ついに、この瞬間が来てしまいました!
 8月の2,3日と「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」に行って来ました。

 目当ては勿論2日の、KICK THE CAN CREW!!
 数日前からそわそわワクワク。当日は凄く暑い日でしたが、昼位に会場入り。
 お昼ご飯を食べながらPUFFYを見た後に物販行ったら、もうキックのタオルもTシャツも売切れてた!!(ガビーン!!)
 やっぱり人気あるんだなーとショックでしょんぼりしながら、日陰で本を読んで昼寝。
 起きてからおやつと称してビールやらつみれ汁やらを食べる。
 少し日差しがマシになったところで、RIP SLYMEを遠くから観る。
 ああ、やっぱり音楽のジャンルとしてヒップホップが好きなんだなあ、と感じてさらにドキドキ。軽い緊張。
 押されて潰されそうで怖いのも、汗べたべたなのも嫌だなあ、と思っていながらも、結局ほぼ正面の10列目くらいに陣取って観ました。

 ひたちなかは海沿いのせいか、昼間どんなに暑くても風が吹いたり、日が落ちると涼しい。
 だから本当は涼しいはずなのに、密集しすぎていたせいか、自分が興奮していたせいか、終わった後は水をかぶったように全身濡れていた。ライブでこんなに汗を掻いたのは初めてだ。炎天下でのテニスレベル。

 10年というのは長いとも言えるし短いとも言える。
 短かったと感じる程に違和感のない3人のパフォーマンス、そして長かったとも感じる自分の中の感情。
 こんな日が来るなんて、10年前の自分は思いもしなかった。
 生で見ることなど出来ないと諦めていた。
 感動して号泣しちゃうかな?と想像していたけれど、実際ライブ中は夢中だったし、終わった後は半ば放心状態でぼんやりしてた。「今なら死んでもいい」なんて思ったりもして、それってそれだけ心が満たされたということだと思う。
 ソロのKREVAと違いKICK THE CAN CREWのパフォーマンスはやはり荒いと言うか雑さと言うか突き詰めきっていない。でも、その完成度の低さ(KREVAに比べてであって、他のアーティストに比べて劣ると言うことではない)が「らしさ」でもあり、だからこそ愛おしいのかもしれない。
 ただ、今のKREVAに慣れてしまっているから、その感じにちょっと違和感もあった。これは発見。どちらも同じ人のはずなのに、違うんだなー
 この先どうなるか判らないし、何かあればまた揃って活動してくれるだろうけれど、KICK THE CAN CREW一本に絞って彼らが活動すると言うことはないだろう。それぞれの道を走り出してしまった以上、10年前と同じには戻れないのだから。
 でも、次が20年でも30年でもきっと変わらないし、きっと好きだと思う。
 この瞬間に立ち会えたこと、幸せです。 続きを読む>>