「いつか」の日のこと。

 先週、職場の人が亡くなりました。
 正しくは、以前同じ部署で、今は京都の同じ部門のに転勤していた人。
 まだ40代の後半で、3日ほど前に一緒に実習を受けた人もいたので、第一報を聞いた時は誰も信じられなかった。
 自分も、3週間前にこっちに会議で来ていた時に会ったので、誰かに騙されているのではないかと言うくらいに現実感が無かった。
 正直、今でも現実感は湧かない。頭では判っていても、現実味を帯びて来ないくらいに突然だったから。

 考えたら、自分はまだ身近な人の死というものを経験していない。
 一番近いのは祖母だけれど、ほぼ寝たきりだったし、何度か危険な状態だと言われたことがあったので、いずれ「いつか」が来ることは判っていた。
 あとは、数年前にやはり職場の人が亡くなった時は、病気を患っていたこともあり、驚きはあったものの、何となく納得もいった。
 ゆっくりと、別れが来ることを想像出来ているなら、驚いても、それほど衝撃を受けたりはしないのだと悟った。 続きを読む>>