今思ってること。

 最近ちょっと引っかかってることがいくつかあります。

 まず、原発のこと。
 福島原発が問題起きて、放射線漏れてるとかその辺に関しては別に恐れてない。人間どうせいつかは死ぬんだし、うっかり長生きしたらガンになるものって言われてるし。
 勿論小さな子供がいる人にしたら心配だろうけど、でも自然被曝も世界各地で許容量が違うし(日本は低く設定されてる)飛行機乗ったら超被曝しまくりだし、放射性ヨウ素131の半減期なんてたかだか8日だし。
 でも、世間の人はとても怖いんだろうね。毎日TVで放射線の話してるし、ツイッターでもtweet多いし。
 で、脱原発を口にする人が増えているけれど、何で今更?って思う。
 西村さんは完全に原発反対派だし、それで電気足りないなら足りないで良いと地震前から思ってた。
 放射線が怖くないというより、原発を止められず、電気も使ってる以上、そういう事故も観念してる、っていうところ。諦めです。
 原発や放射線のことを何も知らず、考えず、議論もせず、電気をさんざん使って来ておきながら、事故が起きたら脱原発を叫ぶ。遅いんだよ!それをもっと早く、どうして叫ばなかったの!!叫んでいたら、ここまで原発は増え無かったかもしれないのに!!!
 だからそう言う意味では(西村さんを含め)みんな東電と同罪だと思う。

 それに原発を止めて、クリーンエネルギーと言うけれど、クリーンエネルギーの事をどこまで知っているんだろう?大型の風力発電は耐用年数が短く、その後の廃棄時に大量のゴミが出るし、羽の音が騒音問題にもなっている。原発だってCO2排出という観点からしたらクリーンだし、天然ガスはクリーンだというけれど、どこまで本当なのか。現在のクリーンエネルギーの主流は太陽光で、欧州だと既に畑にずらっと太陽光パネル設置して一度に大量の発電を始めてたりする。
 たぶん日本人は原爆が怖くて、怖くて怖くて仕方ないから、原子力という力に固執したんだろう。利用し克服する事で怖さを忘れようとしたんだろう。
 でも、未だにコントロール出来ないものを扱うというのは、軽率過ぎたと思う。ブレーキの位置も判らない自動車に乗るような物で、今まではアクセルを放せばゆるゆると止まったから良くても、止まるべきところで止まれないのは、コントロールしているとは言い難い。
 日本は技術力が優れているから、原子力くらい制御出来ると過信したのかもしれない。
 犬や家畜は何千年、何万年という時を掛けて改良を重ねて手懐けていった。それでもまだ人を噛むこともあるというのに、認知してから100年も経ってないものを扱うというのは、性急な気がする(X線ですら発見されて100年ちょっとだ)
 それに気付いたから、欧州は脱原発に向かっているのだろう。
 恐怖から慌てて東電や原発を批判している人は、一時の感情で脱原発を叫ぶのではなく、もう一度よく考えて欲しい。何故原発が不要で、何故クリーンエネルギーに移行すべきなのか。そして、クリーンエネルギーとは何か。
 今のように、名前や想像だけ、感情だけでクリーンエネルギーと呼ばれるものをを選択した場合、本当はクリーンではなかった、という日が来るよ。
 本物の幸福へ、回り道をしている暇はもうない。 続きを読む>>