「ミステリー講座」受講。

 有栖川先生のお話を聴きに出掛けて来ました。
 場所は伊勢丹 新宿店・・・に併設の伊勢丹会館のオトマナ。生涯学習を行っているサロンみたいなところ。
 講談社と伊勢丹がコラボした謎解きイベントの一環なので、「ミステリー講座」と銘打ってミステリの楽しみ方を語るという内容。
 開始の20分くらい前に会場に着いたら、まだ前の方が空いていたので、ちゃっかり一番前の真ん中寄りに着席。
 講談社の司会の方の今日の説明から始まりましたが、有料の講座にも関わらず、Web申し込みは30分で完売だったそうです。やっぱりな!!
 有栖川先生は今日も素敵。西村さんがお誕生日に贈った帽子被って下さっていました。
 登壇されて会場を見渡す時にしっかり目が合ってしまった(そりゃ一番前だし、そもそもとても人数少ない)

 普段の対談やちょっとイベントの時には手ぶらなのですが、さすがに1時間ともなるとノートや資料を持参されるのですね(ちなみにノートの内容は見えなかったけど、ノートは無印の黒表紙だった)
 冗談をふんだんに交えながら本格ミステリとは何なのか、を語る有栖川先生。
 主に「本の雑誌」で北村薫先生と対談された時に出て来た、本格度を表す公式について説明。
 対談読んだ時にこの公式凄い!と思ったものだったので、ご本人の説明が生で聴けるの嬉しすぎた。
 どういう流れで創作していくのかとか聴けたのも嬉しかったし、驚いたりもした。
 特に驚いたのは「月光ゲーム」だよ・・・まさかサブタイトルでもある「Yの悲劇」から先に付けたとはね・・・
 ネタバレになるので細かく書けないのですが(会場では読んでるものとしてさらっと喋ってた)Yというダイイングメッセージから状況を想像して行って、クローズドサークルにしたという・・・ご本人からしたら別段びっくりすることではないのだろうけど、会場結構ざわついていました。
 お土産に「インド倶楽部の謎」が連載されているメフィストの雑誌版(電子版しか存在しないので、非売品!貴重!!)と「インド倶楽部の謎」の第3回の冒頭のゲラのコピー(これまたとても貴重!!!)を頂きましたが、その第3回目はまだ書き上がっていないそうで、枚数にして300枚になるとか。
 300枚!!!
 連載で300枚って多いなあ。読む方にしては嬉しすぎるけど。

 そんなこんなで途中笑いをふんだんに挟んでの講義は面白すぎて、本当にあっという間でした。
 あと3時間くらい聴いていたかった~!!! 続きを読む>>