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また「うしおととら」を読み返し。

 昨日は本を売り払ったけど、作業自体はたった2時間程度で完了。
 しかも西村さんは残す物をチェックしたくらいで、積み込みの手伝いもしてないのに凄く疲れた。
 疲れていたのに、お風呂上がりにふと藤田和日郎「うしおととら」を読み出す。
 気がついたら貪り読んでいて、夕ご飯を軽く食べた後も貪り読んでいて、午前2時とかになった・・・バカなのか、自分。
 で、今日は昼くらいに起きて、それからずっと続きを読んでいて、1日が終わった。
 ホントに1日が終わった。
 読み疲れて夕方1時間くらい昼寝したのと、夜TVドラマを1時間観た以外、ホントにずっと読んでた。
 完全にバカだと思った(苦笑)
 でもおかげで全33巻読了。

 鎌鼬の下りで凄い泣く。他のいつも泣く箇所でも泣く。
 でね、やっぱり白面の者が可哀想だと思うんです。
 前に語った時の「独り言」も消えたから、また力説しておくよ!(でも読んでない人にはサッパリな話だ)
 誰だって憎悪や畏怖ではなく、優しく名前を呼ばれたいもん。それが叶わなかった白面は可哀想。自分が優しくされればされる程そう思う。
 だからさ、だからシャガクシャが赤ちゃんの時に憑依したんだと思うのよ。勝手な解釈だけど!!(笑)

 「うしおととら」は凄く面白いし、当時最高だ!とも思ってた。この名作を超えるなんて無理だろう、とも思ってた。けど「からくりサーカス」はあっさりそれを超えた。
 「からくりサーカス」の方がさらに好きだと感じるのは、白面の者が可哀想だと感じたからだと思う・・・悪いやつがいなくなる、そういうところが「からくりサーカス」の良いところだと思うから。
 勿論、一番悪い奴が倒されてお終い、そういうのが好きな人は「うしおととら」で満足出来るんだろうけど、人生に置いても西村さんはそう言う風には思えないから。
 全員が全員納得して幸福になれる、そういうところが良い。
 完全に納得して描ききった!と言い張れて、それでも尚そこからもう一歩踏み込んだ話が描ける藤田先生は凄いです。

 「月光条例」も読んでるけど、まだ何となく全体が見えてきてないのでハマリ切ってない感じ。
 藤田漫画は一編一編面白いけど、全体像の大仕掛けが見えてきてからがさらに面白いので期待してます。

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だって読めないもん・・・ごめんね。

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