違和感日本語。

 さっき、社内の人がお客さんと電話で話していて、「とんでもございません」という言葉を使った。
 それを一緒に耳にしていた先輩はそれを、「とっさに出て来ない」と良い意味で言いましたが、西村さんは「あえて使わない」ので違和感を感じました。
 「とんでもございません」は誤用とされていたけれど、最近はそうでもないんだろうなあ、と思いながら、「とんでもない」の語源は何だろうと思って検索。
 どうやら「途でもない」らしい。物事が本来の道から外れた様子で、途方もないとかそれらと一緒っぽい。
 「飛んで」ではないらしい(イメージ的には突拍子の「と」だったんだけどなー)
 まあそれはどうでも良くて、本来は「とんでもないことでございます」が正しいとされているけれど、それだと言っていることを否定しているように聞こえるし、「とんでもございません」だと謙遜に聞こえるから使っても良いんじゃね?ってことらしい。
 聞こえるか?西村さんには単純に物を知らない人に聞こえるだけだけど。
 っていうかさー、曖昧だから使ってもOK、ではなく、どちらとも取れるようなら、そういう曖昧な言い回しをしないようにするべきだと思うんですが・・・
 特に相手が目の前にいない電話のような状況で誤解を受けるような言葉は使わない方がいい。
 良くある、セールスでいらないという意味で「いいです」「結構です」は逆に捉えることが出来るから「いりません」と言わなくてはいけないのと同じ。西村さんは絶対に「いりません」って答えます。

 文章を多少なりとも書いていると、時には置き換えが効かない言葉が出て来る。
 でも、そうではないなら、少しでも的確に伝えるために、方言かもしれない言葉や紛らわしい言葉は極力排除するようにしてる。
 硬い文章の時もあれば、アホな口語の時もあるのはそのせいです。
 (まー、文章の下手さは何も考えてないからなんだけどさあ・・・)

 そもそも「とんでもございません」って言葉、いつ使う?そんな状況になったこともないよ。使う必要のない言葉は紡がない方がいいと思うのだ。
 でも、使わない本当の理由は、おばちゃんぽいからです。