岩手の報告。

 今回のボランティアは岩手県。
 作業場所は陸前高田市と大船渡市と聞いていましたが、うちの班は結局、5日間大船渡市でした。
 しかも全日、側溝の土砂の掻き出し。
 別に不満がある訳ではないけど、初めての人には生活用品と瓦礫とさまざまな物が一括りの「ゴミ」になってしまった状態を経験して欲しかったし、それ故少しやりたかったな(側溝の方が達成感あって好きなんだけどね)
 あと、陸前高田でも作業してみたかった。
 地域や環境によって、同じ側溝であっても少しずつ違う。
 いわきは圧倒的に砂が多かったけど、大船渡の漁港はヘドロも混ざっていたし、大船渡でも堤防に近いところは砂が多い。民家が近くにあったら場所なら瓦や瓦礫、生活用品が埋まっていることも多い。
 そう考えると、やっぱり陸前高田でも作業したかったのでした。

 18日 移動日。朝早いのでタクシーで駅まで。
 19日 作業1日目は名前忘れちゃったけど、小さな漁港だったところで、すぐ側で地元の漁師さんが仕掛けを準備してた。
 人数多く、さらに経験者も少ないので、率先して掘る。
 ヘドロもちょっと底に溜まっていたので、気が付いたらわりと汚れてた。顔も汚れてた。
 20日 雨。現場は三陸町越喜来の堤防近く。溜まった砂を掻き出すと、水が流れ込んで砂が重くなる。合羽着用で音が聞こえにくいし、時々車が通る道なので、率先して車が通る時には声掛けする。
 午前で作業終わり。
 「道の駅さんりく」で昼ごはん。西村さんはお弁当のおにぎり食べたけど、他の人は蕎麦とか食べてて、美味そうだった。食べれば良かったなー
 21日 雨。昨日よりちょっと先の崎浜地区で作業。雨のため陸前高田班も一緒のため、相当な人数。やっぱり今日も声掛けするように気を付ける。
 午前中で終わったけど、今日は「道の駅さんりく」でご飯じゃなかった。ちっ、今日行ったら蕎麦じゃなく、さんま定食(650円)食べようと思ったのにな。
 22日 台風去って、曇り。越喜来の甫嶺駅近くで、今日も陸前高田班と一緒に作業。
 さすがにチームワークも良くなって来たし、車が通るとみんな声を出して注意を促すようになってきた。良いことだ。
 人数が多いので、かなりの長さを作業。
 お昼は被災した甫嶺駅のホームに座って食べた。
 23日 作業最終日。2日目の現場の、川を挟んだすぐ反対側で作業。天気もそこそこ良くなって、ようやくちょっとだけ汗ばむ。
 昼休み、堤防まで行ってみたが、途中に片付いていない小学校などもあってかなり酷い。
 あと、人がいなくなったためか、かもめが一杯いた。
 24日 地元との交流。地域ボランティアとして、午前中にベースキャンプで借りていた小学校の草むしりをちょこっと。
 花壇の前に小さな側溝があり、砂がかなり詰まっていたのですが、やらなくて良いと言われていた。
 でもみんな、「気になる!やりたい!!」と口々に言う。
 うん、気になるよね・・・しばらく地元に帰っても、そう感じるよ。結局、ちょこっと側溝掻き出した。
 午後は地元の人ほぼ総出?って規模の、祭りみたいな感じの交流会。地元の盆踊りとか踊ってたし。
 労われるのかと思ったら、むしろ村人を接待みたいな形でバタバタしてた。
 21時過ぎにバスで東京に帰る。
 25日 早朝東京着。 続きを読む>>