姉妹と映画「イン・ハー・シューズ」

 GW中に映画「イン・ハー・シューズ」を観て、号泣しました。
 容姿にコンプレックスを抱く弁護士の姉ローズと、容姿には自信があり奔放な妹マギー。全てが正反対の姉妹で唯一同じなのが靴のサイズ。
 優秀な姉に対し、妹は難読症のせいもあり仕事が長続きしないでいる。
 ある日、居候中に尋ねて来た彼氏を妹が誘惑し、それを目撃してしまう。
 姉の家を追い出された妹は、亡き母方の祖母の存在を知り、会いに行くことに。
 西村さんには年子の妹が居るから、姉のローズに肩入れしてしまうし、すごく気持ちがわかる。
 自信がないから、その分を仕事で認められることで埋めようとしているのに、彼氏までもが妹を刹那的に選ぶというのは、みんな可愛い妹の方が好きなのだと心の底では思っているが故、凄いショックだろう。
 年の近い姉妹というのは友達のようでもっとずっと近く、親よりも長い時間を一緒に過ごし(得てして遊び相手が親ではなく姉妹になるから)喧嘩をする分、相手のことも知っている。何が好きで何が嫌いか、食べ物の好みも服装の好みも映画の好みも自分のことのように知っている。互いが自立するまで、自分の半身のような存在。
 だからこそ友人に盗られるよりも許し難く、苦痛。それでも結局、許してしまうのも姉妹だから。  続きを読む>>