深夜の「ゴ」との対決。

 お布団に入って、音楽を聴きながらうとうと。
 外から(裏がコンビニなので)の明かりなのか、天井に着いている火災報知器の小さな明かりからなのか、部屋の壁に木の葉のような影が映っていたので、何の影かなあ・・・と寝ぼけた頭で手を伸ばした。
 影が動いた。

 ぎゃああああ!!

 飛び起きて明かりを点けてベッドを壁から離し、横に添えて使っているカラーボックスも動かし、丸めた新聞紙とビニール袋を取って返す。
 長く感じたけれど、実際はこの間30秒くらいか。
 対峙した「ゴ」は割と大きめ。
 実家にいた時はハエ叩きでやっつけていたので、新聞紙で叩くのは初めて。
 絶対に逃す訳にはいかないので、呼吸を整えて間合いを詰める。
 焦ったり力むと仕損じるので、限りなく平常心を保つ。気分は完全に侍。
 一瞬にして勝敗が決す。
 勿論、我の完全なる勝利なり。 続きを読む>>