走れる人が羨ましい。

 何で好きなのかなあ、と一生懸命考えて、走っている姿が好きなのだと思い至りました。
 勿論実際に走ってるワケじゃなく。
 精一杯の100メートル走でも気ままなジョギングでもなく、800メートルを走るように気を抜けない走り方。目を逸らしたらその瞬間にどこかへ行ってしまいそうで、とても不安。
 自分はその人生というトラックの内側をてこてこ歩っているだけ。たまに目の前に楽しいことを見つけると駆け寄ってみるけど、結局走るのは数十メートルだけ。しかもその場で立ち止まっちゃう。
 だから相手から見たらいつも立ち止まっているように見える。
 止まらない人だから、併走しないと会話すら出来ないのだろう。

 駆け寄るだけで立ち止まってしまうのは、そこで迷うから。このまま走り続けたら、どこに行くか解らないから。
 銀粘土も、ビーズも、和服も、PCも、どれも走り続けていたら、最後は仕事になる。ただ楽しくて、周りを楽しませたいだけだから、それを自分のメインにはしたくない。
 だけど下手に器用だから、頑張ったら手に職になってしまう。
 手に職が欲しい訳じゃない。
 本当に好きな物はそれじゃないから、極めることもしたくない。そんなの本気でそれに取り組んでいる人には失礼だから、走れない。

 何かひとつを信じる人も、ひとつを極めようと頑張れる人も、むやみやたらに走れる人も羨ましい。
 ゴールってどこなんだろう。自分のゴールはどこなんだろう。

 判んないから来年の県民マラソンに出ること、でも目標にしてみようかな。 続きを読む>>