「いぬのえいが」ズルイ!!

 地上波で「いぬのえいが」をやっていたので観てしまいました。
 オムニバス作品で、前半の数本はコメディ。後半はちょっとした感動モノ。
 犬を使えば犬好きが観るだろう、という思惑がバレバレのクオリティの低い映画でした(がっかり)そう言いつつも観たけど。
 何よりガッカリなのは、本当に犬が好きな人が作ったんじゃないな、と判るところ。なんつーの、犬の可愛いところしか撮してないっつーか。
 犬でも猫でも鳥でも、それが好きな人って可愛いところだけじゃなく不細工なところやどうしようもないところも一緒に好きだと思うのです。
 西村さんは犬の頭の良いところも、可愛くないところも好きなのですよ。

 しかし、最後の「ねぇ、マリモ」はズルイよなあ。
 あらすじで判ってたけど、一緒に育った愛犬が死ぬハナシなんだもん。
 判っていても、つい涙してしまいましたよ。もう5年半経ったけど、死んだ犬のこと思い出しちゃったよ。←未だにこの子の写真は飾ってある。
 動物モノは子ども向けの題材としてなら良いけど、大人向けには止めて頂きたい。ハリウッドの感動モノやコメディも好きではないのです。
 犬好きじゃなければつまんない話じゃなく、犬好きでなくても楽しめる、そんなちゃんとした映画を作って頂きたい。
 頼むよ日本映画。 続きを読む>>