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KICK THE CAN CREW「千%」のこと。

 ちょっと遅くなりましたが、「TOTAL908」のファイナルでKICK THE CAN CREWの活動再開が発表されました。
 そしてその場で流れたのがこのMVです。



 何を言ったらいいんだろう。
 どう伝えたらいいんだろう。
 キックらしさとか、そういうのをどう言葉で伝えれば良いのか解りません。
 聴いたときに彼らの音だと思ったし、彼らの言葉だと思った。
 トラックを作っているのは当時からKREVAなのに、明らかにソロとは違うキックの音。
 リリックは3人で書いているんだけど、過去の曲から多くワードがチョイスされていて、またMVには過去のMVに登場したモチーフやイメージさせるものが多く、過去を過去にするのではなく、活動が止まったところから動き出しただけのようで、胸に迫るものがある。
 トラックに過去のモチーフを載せて、先頭を3人が歩いていくというのは、とても暗示的(今気づいたけど、乗り物のトラックと、音のトラックで掛けてあるのか!)
 全部内包してみんなを連れて行ってくれる、俺たちに着いて来いと言われているような気になる。
 それが嬉しくて、嬉しくて、嬉しくて。

 KREVAさんは自分のソロの楽曲をレコーディングし直しとかしていなくて、それはその時のその曲を聴いたファンの思い出も大切にしているから。レコーディングをし直すことでちょっと違うという印象を与えるのを良しとしないため。
 何となく、今回の曲もそれと同じようで、キックの過去の曲とかけ離れないことに気を使ってくれたんだと思う。

 久しぶりにKREVAのサンプリング曲を聴いて、サンプリングという手法の重要さを再確認しました。
 版権の問題でサンプリングはやりにくくなっていて、KREVAはソロだともう使っていないのだけれど、既存の曲を使うことで知らない人でも乗りやすく、耳馴染みやすい。
 そこがかつてKICK THE CAN CREWが大ブレイクした理由なんだろうと思うし、キックはそれでいいと思う。
 1人では出来ないことを、3人でわいわい言いながらやって欲しい。

 本当に待ってて良かったです。
 そのくらい「千%」良い曲です。
 アルバムが楽しみ!!!!!

(追記)この曲はKREVAが作った曲をサンプリングするという方法を取っているそう。手間は掛るけれど、たったそれだけのことでここまでキックらしさが表現出来るとは!

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だって読めないもん・・・ごめんね。

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