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東京創元社60周年トークショー

 有栖川有栖先生と似鳥鶏先生のトークショーがあったので、参加して来ました。
 場所は東京、「八重洲ブックセンター」本店。
 東京創元社創立60周年記念のイベントなので、「私のベスト5」と題して東京創元社の書籍のベスト5を紹介する内容。
 有栖川先生はこの手の内容には慣れているので、ベストに挙げる理由も面白い以外に、みんなに手に取って欲しいという作家目線で説明。
 似鳥先生はただたただ「『おお!』ってなって欲しい」的な、読者としての視線での推薦でした。
 随所に笑いが起きる内容で、面白かった。読んでないのが大半で、読んでみようと思いました。
 それにしても、作家さんてみなさん話が上手だなー
 柔らかい感じの有栖川先生とは対照的に、ハキハキ大きい声の似鳥先生。若いし背は大きいし、顔も良いし、こりゃファンが増えるのも理解出来るわ。
 今まで参加してきたイベントだと、有栖川先生の人気が他の作家さんより頭一つ出てる感じだったけど、これからはこういう若くて才能のある作家さんと人気を分けていくんだろな。

 トークの中で、クイーンのミステリについて有栖川先生が「点」と評してたのが面白かった。
 たくさんのミステリの中で、クイーンの存在は点。他にいないから、あれをミステリだと思ってしまうと辛いという・・・
 西村さんもあれをミステリだと思って育ってしまった口なので、有栖川先生に出会うまでは本当に辛かった。だって読みたいものが自分でもどういうものか判らないんだもん。ただ、ミステリを読んでも「何か違う」としか言えなかった。
 そのことをトークショー後のサイン会でお話ししましたが、もし自分がジュブナイル版でクイーンを読まなかったり、他のミステリも面白いと思えていたり、ましてや一番最初に出会ったのが「月光ゲーム」以外の作品だったら、もしかしたらここまでファンになっていなかったかもしれない。

 今年の夏で(なんと!)ファン歴20年になります。
 一度も浮気しないまま一番好きな作家です。
 これってものすごく凄く幸せなことだと思う。
 出会った頃と変わらず、定期的に作品を発表し続けてくれるのも幸せなことだと思う。
 「月光ゲーム」に出会った時のことも、初めてお返事を頂いた時のことも、初めてサイン会でお会いした時のことも、物忘れの酷い西村さんにしては驚くくらい鮮明に覚えている。
 今でもときどき思い出すと、嬉しくて泣きたくなるくらいの気持ちになります。
 久しぶりにサイン会でお会いして(1年半ぶり位!)やっぱり凄く嬉しく幸せでした(緊張で掌が冷たくなるくらい手汗が出たのには参った)
 この先もずっとずっと、幸せが続くと良いと思っています。

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だって読めないもん・・・ごめんね。

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