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善光寺と別所温泉。

 長野でライブがあった翌日、善光寺に行きました。

 善光寺は何年か前に御開帳の時に行ったことがありますが、その時はスゴイ混雑していたので、またいつかゆっくり来たいなと思ってました。
 泊まったホテルから近かったので、ホントは朝、走ってお朝事に行きたかったのです。が、この時期5時半くらいなのでさすがに無理だった・・・
 仕方ないのでチェックアウト後に普通に善光寺さんにお参り。
 内陣券を購入すると胎内めぐりにも入ることが出来るのだけれど、胎内めぐりは真っ暗な中、手探りで極楽への入り口の錠前を探すというもの。
 胎内めぐりは以前京都の清水寺の随求堂でも入ったことがあるのですが、ホントに真っ暗闇なんだよね・・・清水の時はさほど気にならなかったのですが、今回は何だかすごく不安になってサクサク歩けなかったです。内陣の真下という雰囲気のせいか。
 大丈夫だとわかってるのに、頭を低くし、歩幅もちょこちょこ。右の腰の高さに手をやって進むよう入り口に表示があったので、たぶんその位置に錠前があるんだろうなー、ってことでペタペタ触りながら進む。
 お堂の真下なので大した距離ではないはずなのですが、すごくたくさん歩いた(つもりの)ところで、金属製の何かに手が触れる。
 これが錠前?大きい蝶番みたいなのなんだけど・・・
(西村さんの想像してたのは巨大な南京錠でした)
 それ以後は特に何も変わった物は手に触れなかったので、たぶんあれが極楽浄土への入り口なのでしょう。これで死んだら極楽へ行けるよ!(笑)
 その後、丁度法要の時間だったので一通り内陣で拝んで、宝物館にある砂曼荼羅を見に行きました。

 寺の宝物館と言うから、寄付された金銀色とりどりなお宝ザクサクかと思ったら、奉納された額とか仏像とかでした。
 不思議なのは、願い事が叶ったり、大日如来が現れたことに感謝し奉納されているのが複数あること。大日如来を見たというだけなら、レム睡眠時の幻覚とも言えるけれど、見えない目や歩けない足が治ると言うのはどういうことなのか。
 特に目に関しては複数同様の額があったので、本気で信心したら叶うんだろうか・・・などと思ってみたり。

 砂曼荼羅はチベット仏僧が、数人掛かりで数日掛けて色砂を敷き詰めて作る宗教美術。
 一度見てみたいなと思っていたので、偶然見ることが出来て嬉しい。
 ただただ根気強さに高さにびっくりします。

 その後も敷地内のいくつかのお寺さんを回り、ふらふらと買い物。
 参道にある宿坊にいつか泊まりたいなー

 あまりにゆっくり善光寺を見て回ったので(でも全然時間が足りない)帰りに足を延ばして寄ろうと思っていた、上田市の北向観音にはとてもじゃないけど寄れそうにない・・・
 今日は諦めて次回にしようかとも思ったのですが、鄙びた温泉に泊まるのも良いかな、どうせ明日も休みだし、と考え予定外に別所温泉に宿泊しました。

 宿泊当日の17時過ぎになって、受け入れてくれるところをネットで探し予約したのですが、予想通り昭和な雰囲気の旅館でした。
 18時に到着したら、既に入り口には昔ながらの黒い名札(?)に苗字が書き出されているし、部屋まで荷物運んでくれるし、お茶菓子添えてお茶も淹れてくれるし。
 浴衣も身長高いから、とすぐに大きいサイズに取り換えてくれるし。
 部屋には小さいテレビ(地デジチューナー使用)と暖房(冷房はナイ)、古い鏡台、窓際には赤い別珍ソファー。
 でも、踏み込み入れると14畳もある広い部屋。
 日本のザ・旅館です。きっと建てられた当初は高級旅館だったんだろうな、というのが判る。
 平日のためか宿泊客は少ないようで、お風呂はほぼ貸切でした。
 (ほぼ、というのは、滞在中3回入りましたが、一瞬だけ仲居さんと被ったから)
 そのくらい人が居なかったので当然と言えば当然かもしれないけど、脱衣所が凄く綺麗にされてました。どんなに人がいないお風呂でも、共同浴場であれば髪の毛の1本くらい落ちているものだけど、それすらなかったので気分が良かった。

 泉質は少し硫黄の混じった飲泉でかけ流し。
 浴場は広くはないけど、やっぱり綺麗になってた(換気のため外のドアを開けてあったので、葉っぱなどは入り込んでたけど)
 1人しか入れない小さい露天風呂が付いてて、得した気分。

 夕ご飯は予約が遅かったので付けられなかったので、近所の居酒屋っぽい店まで行ったのですが・・・
 居酒屋?定食屋??
 ご近所さんが普通に食事する店のようで、宿泊客は西村さんだけみたいだった。
 「焼き鳥」って表示が外にあったので焼き鳥屋かと思ったら、ももとつくねしかなかった(笑)
 メニュー全体を見ても、半分が丼物と麺類、半分が居酒屋メニュー(しかも品数が少ない)で凄くチョイスに困りました・・・
 でも、こんな店なのに、馬刺しがメニューにあった~(しかもそれなりに美味い)
 そして焼き鳥のももを頼んだら、焼き鳥の上にデフォルトでタレが乗って来た・・・しかも「宮のたれ」っぽくて、もっとニンニクがガッツリで美味しかった・・・侮れん。
 予想はしてたんですが、他に店もコンビニも無いので(スナックならあるけど)次に行くことがあれば宿でご飯を食べようと思います(でもあの焼き鳥はもう一回食べてみたい気もする)

 夜は暇でした。
 本があれば良かったんだけど、手ぶらだったのです・・・
 暇なのでTVで映画とか観てたけど、途中で寝てしまった。
 でもじめじめして暑くて夜中何度も目が覚める・・・気温はそうでもないんだけど、やはり冷房(もしくは除湿器)がないのは(じめじめの苦手な西村さんには)辛かった。

 翌朝はちょっと早めに起きて周囲をジョギング・・・ではなく散策。北向観音→安楽寺→常楽寺→別所神社と朝から寺社巡りモード。
 一時間ほどふらふらして戻って再び温泉入って朝ご飯。
 部屋食でした。
 しかも美味しかった。
 豪奢ではないけれど、湯豆腐が豆乳仕立てだったり、郷土食のしょうゆ豆や野沢菜やわさび漬け、味付けの良い煮物などちょっと嬉しい朝ご飯だった。
 これで一泊8,400円。
 エアコンないけど、旅館「つるや」さん、良い時期にはおススメです。

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だって読めないもん・・・ごめんね。

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