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今年最初の映画は「レ・ミゼラブル」

 なんだかんだ言ってやっぱりまた映画の話(笑)

 正月休み中に映画「レ・ミゼラブル」を観ました。
 たまたま暇だったからなんだけど、評判良いみたいだし、混んでました。
 で、実際良かったです。

 妹の子供たちのためにパンを1つ盗み、獄中の身となったジャン・バルジャン。度重なる脱獄未遂のため、19年の長きに渡り服役し、ようやく解放される。
 しかし、前科のある彼を人々は蔑み、避ける。
 空腹で荒んだ気持ちのまま辿り着いた教会で、ようやく食事と寝床を提供されたが、その晩、教会にあった銀製品を盗み逃亡を図る。
 憲兵に捕まり、教会へと戻ったバルジャンに、司教は「差し上げたのに、急いでいたようだ」と銀の燭台も差し出す。
 司教の慈悲の心にようやく人の心を取り戻し、名前を変えてやり直すことを決意する。

 この、燭台を忘れている、と差し出すのが一番有名なシーンだと思いますが、始まって早い段階にもかかわらず涙出た。
 その後、工場経営者となり、市長にまでなったバルジャンが警察に追われながらも孤児となったコゼットを引き取り育てるんだけど・・・コゼット、何なの?
 小さい頃は虐げられた生活をしていて可愛そうだし、助けて貰って良かったね!って思えるんだけど、成長してからが理解出来ない。

 六月蜂起を背景にしているのだから、街はピリピリしてるはずなのに、ソレについて何も感じていないようで、ましてや好きになったマリユスがそれに参加しているかどうかも全然心配してない。
 それと対比するように、幼いコゼットを預かって虐げていた宿屋の一人娘のエポニーヌは、大人になってからは貧しい生活をしていて、六月蜂起にも参加している。マリユスの事が好きだから一緒にいたくて参加しているのだろうけれど、コゼットに一目惚れしたマリユスのために手を貸したりして、実はすごく健気。
 裕福になって何もしなくなったコゼットと、裕福から落ちぶれたけれど努力しているエポニーヌだったら、絶対エポニーヌを応援するわ!

 本当に映画は良くて、色んなところで涙出てしまった。周りもかなり泣いてるようだったよ。
 それ故にコゼットの馬鹿さが、より釈然としない・・・
 ミュージカル版の映画化なので、原作だともっとしっかりした娘なのだろうか。

 アカデミー賞にもノミネートされてるけど、そんな訳で個人的には「アルゴ」の方が上だなー(どうやらスピルバーグの「リンカーン」が本命らしいけどね) 

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だって読めないもん・・・ごめんね。

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