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映画「フランケンウィニー」大好き。

 ティム・バートンの新作映画「フランケンウィニー」初日に観て来ました。

 将来映画監督になりたい小学生ヴィクターとその飼い犬のスパーキーは大の仲良し。学校に行く時以外は二人はいつも一緒だったが、スパーキーはボールを追いかけて交通事故に合って死んでしまう。
 一番の親友を失ったヴィクターは悲しみに暮れ、勉強も手に付かなかったが、電気を使えばスパーキーを行き返らせることが出来ると思い立ち、実行に移す。
 そして雷を利用し、みごとにスパーキーを生き返らせたのだが・・・

 前売券を買うくらい楽しみにしていましたが、やっぱりすごく良かった!
 元々、実写で短編として作られたものを、監督自ら長編ストップモーションアニメとして作り直したのがこの作品です(「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」と同時公開。DVDにも収録されてる)
 基本のストーリーは短編通りですが、エピソードが細かく描かれたり、増えたりしています。登場人物も短編では両親、隣の親子と近所の人くらいだったのが、学校のクラスメイトや先生など世界が広がっているけれど、そこはやはりティム・バートンだけあって癖が凄い。
 でもその癖も観ているうちにだんだんかわいく見えて来ちゃうんだよね~
 特にスパーキーはすごくかわいい。
 ツギハギだらけで、水を飲むと隙間から漏れちゃったりするのが何ともブラックだと思うけど、そこがまた可愛いと思う。動きは本物の犬そのものでモノクロ映画であることも、人形であることもすぐに忘れてしまう。撮影に際し、実際にブルテリアをスタジオに入れて参考にしたらしいので、そのこだわりが犬好きのティムらしいね。
 (だから、スパーキーが死んでしまうシーンは、生き返ると判っていてもすごく悲しい)

 これだけ動きの滑らかなストップモーションを作るというのはもの凄い大変なことで、でもこれをただアニメにしてしまわないところが素晴らしいと思う。
 映画への情熱がハッキリしているからこそ、ティム・バートンが好きだし、どの映画にあっても自分のオリジナリティや笑いを忘れないところも好き。
 ティムの映画は外側から見たらグロテスクだったりする話ばかりだけれど、根底にあるのは子どもの時の怖い物に対する興味や憧れ、愛おしい物への愛情。
 だからこそ何年経って観直しても、どの映画もわかりやすく、また面白いのだと思う。

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だって読めないもん・・・ごめんね。

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