<< 腐れ縁とご飯を食べた。 | main | 映画「ぼくたちのムッシュ・ラザール」がおすすめ。 >>

カンジダ罹患。

 9月は気が付いたら終わっていました。西村さんです。

 9月は病院通いをしてました。
 口腔扁平苔癬か!?と書いた症状ですが、アレ、違いました。
 事の起こりは記事を書いた数日後。
 下半身が痒いな~と思い、傷でも出来て、炎症でも起こしているのかな?位に考えて(腕とか傷を作ると治り掛けで痒くなる質なので)市販の薬を使ってみたのですが、あまり効かない。
 それどころかある晩、眠いのに痒くて眠れず、さすがにこれは何かがおかしい!と感じ、翌日婦人科を受診。
 カンジダ性膣炎でした・・・

 治療を開始したものの、そうすると今度は唇の荒れが心配になる。
 カンジダは口腔にも感染するから。
 ・・・そして心配した通り、今度は唇の端がただれる口角炎が発症。口角炎の原因は胃が悪いとかではなくカンジダらしいのです。
 そもそもカンジダって体力が落ちている時などに掛かるらしいので、併発するのも仕方ないのか・・・いや、体力落ちてないけど。元気なんだけど(なのに何故掛かったのだろう)
 まあとにかく治る気配がないので、診て貰いました。
 で、やはり口腔カンジダという診断で、抗生物質とうがい薬と塗り薬を貰い、治療し出したのですが・・・抗生物質飲み終わって、うがい薬が終わっても治らない。むしろ悪くなってないか?
 最初は唇の方が酷かったので口腔外科に行きましたが、口角炎が酷くなって切れてしまったので、仕方ないので今度は皮膚科に
 そしたらまあ、衝撃の事実!
 塗り薬がステロイド(口内炎治療用)でカンジダはカビなので、これはだって言われた!!!
 口内炎と口角炎は名前が似てるし、口に出来るものだから混同しやすいけど、原因は別物だし、治療は正反対なんだ・・・
 いつもはネットで薬についてもしつこいくらい調べるんだけど、膣炎の時点で調べ疲れてしまったので、あまり確認しなかったんだよな~
 まあ、10日ほどで気付いたので良かった・・・幸い薬も良く効いて、口角炎も治りました。
 ただ、まだ舌苔で白く、口の中には菌が残ってるっぽいので、治療は続いてますが。

(10/31追記)口角炎関係で検索して辿り着いている方が散見されますが、上記の通り口角炎と口内炎は原因が違います。
 市販の「ケナログ」はステロイドです。用途は口内炎。口の端が切れる口角炎の方は口内炎治療薬と書いてあるものは使わないでください。
 口角炎の市販薬は少なく、「モアリップ」などのリップ系ばかりです。それらをしばらく使用しても治らないようでしたら皮膚科を受診してください。
 口角炎の大半が、口腔内に常在しているカンジダによるものなので、度々口角炎になる方も皮膚科へ。あっという間に治ります。

(13/2/15再追記)
 口腔カンジダの治療について、さらに書いてみました。「カンジダその後。」

 知識として、プールなどでも感染するものだから子供でも罹患するとは知っていたけど、実際罹ると「何が悪かったんだろう?」としょんぼりしますね。プールもお風呂屋さんも最近行ってないし。
 救いだったのは、掛かった産婦人科がとても良い病院だったこと。
 婦人科なんて検診以外は縁が無く、その検診も最近は会社で受けていて、過去に掛かったことがあるのは総合病院の婦人科。そこは午前中しか外来診察しておらず、休み前だったし、とにかく早く掛かりたかったので(そのために午後半休した)ネットで探して行った次第。
 建物が古いから入るまでが勇気がいったけど、改装した後も手入れはちゃんとしているから清潔で(それは病院だから当然かもしれないけど)待合も産科と婦人科が受付を挟んで左右に設けられている配慮。
 そしてこの病院、診察券が無いのです。受付は名前と住んでいる町名を口頭で告げるだけ。
 診察券はカルテを探したりする受付の担当者が楽だろうけど、次々病院を変えたらそのたびに増えていくから、一年に一回の検診のために保管するのは患者にとっては負担だと思う。そう考えると、診察券なんて無い方が、いつでも気軽に罹れるんじゃないだろうか。

 副院長先生や看護師さんの患者に対する配慮がイイ。
 この病院に決めた理由は、場所が割と近いことも当然のことながら、ラジオや新聞に度々登場し、女性ならではの病気や問題の啓発活動に積極的だったから。
 婦人科系でも当然診察が必要なのだけれど、相手は専門医だし、気にしないと言ってもやはり触診は気分の良いものではない。
 それを理解して、看護師さんも先生も、なるべく安心できるように何度も「大丈夫ですよ」と優しく声を掛けてくれる。触れる時は、驚かせないように遠いところ(膝辺り)から触り、さらに痛みを感じないよう、潤滑ゼリーを使用するなど、女性であるが故の配慮を実践されている。
 受診した日に丁度生理が始まり掛けるところで、肝心の菌(が出す胞子)が顕微鏡で見えにくかったのだけれど、しつこく見てくれて、どうにか適切な薬を出して貰えた。もしちょっと覗いてみつからないから、と別の薬を出されていたら、まだしばらく治療が続いたかもしれない。

 診断が付いた後も「よくある病気ですから」「治療で治りますから」と先生も看護師さんも元気づけてくれた。
 大して細かいことを気にしない西村さんですら、こうやって声を掛けて貰えると安心出来る。
 言葉だけなら他の病院、他の科でも掛けてくれた。
 でも、それは仕事として形だけの物が多かったような気がする。本当に患者を思いやり、安心させようとしての言葉がどれだけあるだろう。
 病気になって凹んだけど、この病院に出会えたことは良かったと思ってる(もう治ったよ)

Comments

Comment Form

日本語を含まないコメントは書き込めません。
だって読めないもん・・・ごめんね。

Remember Me?

Trackbacks

スパム対策のため、内容を確認してから掲載しています。
内容の関連性がないものは載せませんのであしからず。