西村さんの独り言

　レンタルしてあった、映画「スクリーム4」観ました。
　連続殺人のホラー映画です。シリーズ物。

　あらすじ読まないで観たら、「3」から10年後のお話で、シドニーも出て来た！
　最初は脇役で、新しい主人公で行くのかと思ったら、やっぱりシドニーが主役だった・・・

　で、感想ですが、いやあ、やっぱり強いわ。
　この主人公の女性、最初は殺人犯に狙われ追いかけられて怯えていたのに、シリーズ追うごとにどんどん強くなっていて、今じゃ平気で蹴り飛ばすわ、包丁をためらいなく抜くわ。逞しい。
　「ターミネータ」シリーズのサラ・コナーとどっちが強いか対決して欲しい。それくらい逞しい（笑）
　ホラー映画ってどうしてもビクビク見えない犯人に怯えるものが多いけど、そういう状況にも立ち向かっていくところが、このシリーズ好き。
　だから全然怖くないのでした。
　でも面白かったー

　「スクリーム」は過去のホラー映画のお決まりパターンやネタを会話に挟んだり、また揶揄するように踏襲したりして行く。
　そこが「新本格ミステリ」みたいだなーって思ってます。
　誰の評論だったのか全然思い出せないのですが、「新本格」は過去の「本格」を踏襲し、登場人物達に「本格」について語らせるなどして物語の中に取り込んだものだ、というのを読んだ気がします（有栖川先生かなあ？）
　そう考えると「スクリーム」は過去のホラーを取り込んだ「新ホラー」なワケで、「新本格」を読む「本格」ファンのごとく、ホラーファンはニヤニヤ出来るんじゃないかな。
　勿論、普通に観ることも出来るけど（大体、西村さんホラーファンじゃないし）
　もうホラーもパターンは出尽くしたでしょうから、これからはこういう「新ホラー」が増えるのかな。

　果たして、「５」は作成されるのでしょうか。
　作られるとしたら、やっぱりシドニーが主人公で、やっぱり強いのだろうか。
　こんな満足出来るラストのホラーはなかなかないので、今後も是非、お願いしたいと思います。