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純粋な恋愛映画。

 この間、久しぶりに「ローマの休日」を観ました。
 あー、オードリ・ヘプバーン可愛い。本当に可憐。ウエストとかこーんな細いの!(西村さんの2/3くらいか)
 何回観ても可愛くて、素敵な映画だよねー。

 「ローマの休日」をwikiで検索して粗筋読んだら、「過密なスケジュール、疲労感と自由のない生活への不満により、ついにアンはヒステリーを起こしてしまう」って書かれてて、それは違うよ、と思った。
 確かに疲労と自由の無い生活に不満はあっただろうけど、彼女は自分が「王女」と呼ばれる存在で、それ以外を求められていないこと、ただ周りの言うとおりのスピーチを行い、笑顔を振りまく存在であること、飾りである自分のアイデンティティを失いかけていたの。
 でも街に出て出会って、恋をして、別れることで王女としての誇りと責任を思い出す。
 自分と言う人間の存在を認めて貰ったことを覚えていれば、この先飾りとしての王女でも頑張っていける、そう思ったのだろう。
 だから最後に、嘘をつかれていたと知らされ顔をこわばらせたけれど、裏切らないと告げられて、笑ったのだ。
 微笑から驚愕、そして再びの微笑。その表情の移り変わりの美しさ、最後の笑みの力強さ。
 愛した人との幸せを捨てて生きていくこととの決意と、一生分の恋をしたことの喜び。
 それを思うと涙が止まらなくなるのです。

 面白い映画はたくさんあるし、泣ける映画もたくさんある。
 でも、古今東西で一番素晴らしい映画と言ったら、やっぱり「ローマの休日」だと思う。
 今までもこれからも、これが西村さんのベスト1映画です。 

 「初恋のきた道」も観た。
 中国映画。
 長年村の教育に尽力した父が死に、年老いた母親がその死を悲しんでいる。
 その母の、父との恋愛を描いた映画。

 最初は色々聞き分けのない母親にイラっとするんですが、まだ娘時代の母がひたむきで、映画の終わりには「いいよー、もう好きにしていいよー」って思う。
 吹雪の中町まで探しに行く、とか言い出したところはさすがにイラッとしたけど、でも大半がただ観てるだけであまりにも純粋。
 喋るシーンも少ないけれど、こっちを見て、私に気づいて、と心の中で喋り掛けているのが聞こえてくるみたいで泣ける。
 観ながら、ずーっと泣いてました(たぶんそういう映画ではない)
 若い母可愛いなー、って思ってたら、なんだチャン・ツィイーか!映画デビュー作か!!

 たいして面白い映画ではないけれど、良かったです。

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だって読めないもん・・・ごめんね。

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