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「正露丸」について考える。

 前にも書きましたが、西村さんは「百草丸」溺愛しております。
 でもたまに持ち合わせがなくて、腹痛で困ることもあるので予備として「正露丸」を会社に置いてます(社内の斡旋販売で安く買った。そうじゃなきゃ買わない)
 西村さんちには「正露丸」を飲む文化がないんだけど、ホントは良くない(効くけど)って話を良く耳にするので気になってググったりしてみた。
 
 そもそも、「正露丸」の効く仕組みとしては、木クレオソートが腸内の過剰な水分分泌を抑制する→腸が動きが収まる(動いて引っ張られている状態が腹痛)→治る、らしい。
 で、この木クレオソートというのが、有害物質指定もされている石炭由来のクレオソート油と名前がもともと「クレオソート」と一緒だったため混同されたのが、正露丸危険説のそもそもの始まり。
 じゃあ、木クレオソートとクレオソート油がどれだけ違うかというと、原料が木か石炭かの違いで、基本的にはどちらも乾留し、生成されたものを蒸留して作られる。
 判りやすいのだと炭。木炭を焼いた時の複製物がタールと木酢液。で、タールを蒸留したものがクレオソート(だから木酢液は正露丸みたいな香りがする。そしてさらに蒸留した竹酢液は燻製の香りがする・・・ということは、正露丸は燻製の香り!?)
 実際木クレオソートもクレオソート油も含まれている成分は近くて、どちらも毒性のあるフェノール類が多く含まれている。
 フェノールは元々消毒などの医薬品としても使われていたけれど、現在はほとんど使われていない。
 
 虫歯に正露丸を詰めると痛みが治まるという話を聞くけど、それは本当らしく説明書にも書いてあるし、成分のグアイアコールは「歯髄神経の麻痺・消毒に用いられる」から。
 ただし、痛みが取れたら詰めた正露丸は取り出さなくてはならない。
 ずっと付着したままにしておくと、神経が死ぬ。おそらくこの死ぬのはフェノール類のせいみたい。服薬した時、腸内で上手く吸収されず内壁に付着したままだと、そこが壊死する。
 時々上手く嚥下出来ず、食堂に錠剤が残っているような感じがする西村さんには、これは怖い。

 薬なんてどれも使用方法を間違えたら毒だけど、薬名+危険で検索して、こんなにも危険性の指摘がたくさん出て来るのには驚く。
 正直、動物って臭いでそれが毒か毒ではないか判断しているものだし、漂白剤とか接着剤とか明らかに口に入れてはいけないものってそういう香りがする。「正露丸」は、その口胃に入れてはいけない類の香りがするんだよね。
 まー、他人が飲むのは止めないけど、自分は「百草丸」だなあ。
 西村さんの腹痛の大半は「過敏性腸症候群」なので、飲みなれた「百草丸」の方が効くに決まってるんですけど。

 調べていて見つけた報告書が面白かったので、リンク張っておきます。
 「正露丸(セイロガン)の有効性と安全性」

 何でそんなことを調べてたかっていうと、昨日お腹痛くて、でも「百草丸」が無くて「正露丸」飲んだから。
 あんまり効かなかった・・・
 そして今日もお腹痛かったので、「百草丸」飲んだ。
 うーん、効いてるのかな?(いまいちな気もする)

 調べていて、犬にはフェノール類を代謝する機能がないので、クレオソート中毒を引き起こす恐れがあることを知りました。
 マジ?ごめんアイラ!前に何度か無理やり飲ませたことあった!!
 たぶんアイラは大型犬(で、さらに太っている)ので平気だったのでしょう。
 飲ませないよう、玉ねぎ中毒みたいに動物病院とかに張り出して欲しいな~

 今晩、おっさんと飲みに行く約束をしたのだけど、何だか憂鬱になって来た!
 こっちから誘ったのに、何で!?
 最近、自分の行動が良く判りません・・・

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だって読めないもん・・・ごめんね。

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