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「嘆きの丘の聖なる星」観たよ。

 久しぶりに映画館で映画観た。
 って言っても、アニメですけど(笑)

 観たのは、映画「鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星」
 物語は原作11巻と12巻の間に起きた事になっていて、入場時にコミックスと同じデザインの11.5巻の冊子貰いました。わー。こういうの大好き~
 ストーリーとしては、
 脱獄した錬金術師を追って隣国クレタとの国境の街にエドとアルが行き、そこで密入国の罪で捕まっていたジュリアとその仲間たちと知り合う。
 かつては丘を統べていた民族でありながら、現在は谷底で迫害されて生きるミロスの民。ジュリアは祖国を取り戻すべく、レジスタンスとして活動していた。

 えーと、「鋼の錬金術師」は原作連載中に2回アニメ化していて、最初のアニメは途中で原作に追いついてしまったため、オリジナル路線を辿りました。
 2回目のアニメ化は原作に忠実で、今回の映画はこっちから派生したもの。
 最初のアニメも映画版作成はやっていて、これはアニメの最終回の後の物語として作ってる。
 西村さんは、実は最初のアニメ化の方が好きなんです。
 最後は完全オリジナルだったけど、楽しかった。
 新しい方(FULLMETAL ALCHEMISTという副題が付いていたので、「FA」と略します)は原作がある程度進んでいて、かつ放送期間の関係かかなりスピーディーに物語が進んでしまって、西村さんは「えっ、そのエピソードをそんなあっさり!?」って気持ちで観てました。
 それにアニメにつきものの声優の交代で、やっぱり馴染めないキャラクターもいたりして・・・ウィンリィとホークアイ中尉は未だに駄目。今回も違和感あったわ・・・
 この二人のキャラクターはホントに自分の道を歩んでいて、意志もしっかりしていて、それが声にも表れていると思っていたのですよ。でも、「FA」だと何だか可愛すぎる。
 とまあ、最初っから少々否定的な部分がありつつ映画を観たわけです。

 うーん・・・
 それが、感想。
 たぶん、この映画だけだったら「そこそこ面白かった」で終われるんだと思います。
 でも最初の映画「シャンバラを征く者」観てあったから、「あれ?なんか似てる?」と思ってしまった。
 これ、エドがパラレルワールドのドイツに飛ばされる話なんだけど、出てくるのがジプシーの女の子で、自分の国がないことを辛く思っているの。
 話が壮大になると思いつくのが結局、国の奪い合いみたいな話なのは仕方ないのかもしれない。でもね、原作で登場するキャラクターの大半が出てこないって、つまんないよねー。
 「シャンバラを征く者」はパラレルワールドということで、いろんな人が登場してた。死んじゃったキャラクターとかもね。
 どうせオリジナルなのは同じなんだから、もっと自由に作ったら良かったのに、って思う。そういう言う意味で「嘆きの丘の聖なる星」は物足りなかったです。
 そもそも、登場人物の辛さとか、なんかピンと来ないんだよね。
 話は壮大じゃなくて良い。
 その人にとって重要なものを丁寧に描いていたから、「鋼の錬金術師」は面白かったはずなのに・・・ちょっと辻褄合わせ重視しすぎてて、表面だけの悲しさしか伝わってこなかったなあ。

 あとねぇ、エンディングシーンが納得がいかない。
 事件解決して、列車に乗ってみんなで帰る様子が写るんだけど、大所帯なの。
 ウィンリィも大佐も中尉も他の人も一緒なの。
 なんていうかねー、この話は結局色々な人に支えられてはいるけど、最後は兄弟だけで旅をしてる訳よ。
 その孤独さが二人だけで列車に乗ってるところとかに現れるのに、それがぶち壊し。
 駅で「じゃ、オレ達ちょっと寄り道してから帰るわ」とでも言わせて、別行動にしちゃえば良かったのにな~
 せっかくのラルクの曲が勿体無いです。
 「シャンバラを征く者」でのラルクのOP、ED曲、すげー良かったし、今でも大好きだ~

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だって読めないもん・・・ごめんね。

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