西村さんの独り言

　この間ふと映画「ミニミニ大作戦」が観たくなったので、新旧併せてレンタルしてみた。

　1969年の旧作はイギリス映画。
　刑務所を出所した主人公が、トリノで輸送中の金塊を奪うと言う物。
　使用する車は当時の小さなMINI。
　ラストの落ちがかわいらしくて憎めない。

　それに対して2003年の方はアメリカ映画。舞台もアメリカ。
　リメイクと言う物の、ストーリーも展開も全然違う、殆ど別物。
　使用され入るのは現行のBMWの大きめMINI。
　ラストは小気味良い。

　どっちも面白いんですが、先に観たせいかなー、新しい方が西村さんは好き。
　旧作はどちらかというと盗む事を目的にしているけど、新作は復讐を目的にしている（だからこそそれぞれのラストがピッタリはまるんだろう）
　また旧作は出てくる仲間が多くて、メインの人にしかスポットが当たらない。新作は重要キャラクターが絞られて、それぞれ個性的になっているので観ていて分かりやすい。個々に見せ場やエピソードがあるのも良い。
　何より、金塊を運んだ後のMINIを旧作は谷底に捨ててしまうのだけど、新作は一緒に逃げるのよー。苦楽を共にした車を捨てるとか、あり得ないよね！

　カーチェイスは旧作を意識して作っているけれど、下水道を走るところは、旧作の方がちょっとだけ格好いい。
　そしてどちらもMINIが格好良くて可愛いです。いつかはMINIに乗りたい～（現行のBMW MINIも好きなのです）

　でも、4WDのデカさはいかがな物か。大きいのにミニとはこれいかに（苦笑）

　他に「バーディ」と「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」も観ました。
　「バーディ」はかなり昔にTVで途中だけ観て、気になっていたけどなかなか観る機会がなかった。ようやくラストまで観られてスッキリし・・・たとは言い難い。
　戦争で顔を半分失った主人公と、同じく戦争で精神を病んでしまった親友”バーディ”
　どうにか親友を治そうと懸命に話し掛け、世話をするけれど、小鳥のように縮こまったままで、心を開こうとしない。
　物語は過去と現在、鳥に惹かれるバーディの心を織り交ぜて描いていて興味深い。ちょっと暗い話なので、ラストがどうなるか心配だったけど、こう終わらせるかという感じ。
　鳥に対する憧れをどう解釈するかが難しい。

　「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」
　余命あとわずかと宣告された男2人が、海を目指して病院を抜け出す。
　車を盗み、銀行強盗を犯すが、盗んだ車がギャングの物で大金を積んでいたため、警察とギャング双方に追われることになる。
　面白く、少し切ない、良い映画。

　後は、地上波で放送されてた「ごくせん」の映画を録画して置いたので昨日観ました。ドラマはたまに観てたんですけど、なんかすっかり松潤の役、無かったことになってる？
　彼の役と金子賢の役が好きなので、なんか残念でした。

　TVを点けるともう殆ど通常番組で、マスコミって飽きるの早いな、と本当に思う。
　でも、地震、津波直後の映像とか、捜索や復旧のために尽力している映像をやっていても、辛くて観ていられない。
　辛くて悲しくてもどかしくて、それでメソメソ泣くのは勝手だけど、それをやっても誰も幸福にならないから、極力情報をシャットアウトして、他愛のない映画やドラマを観ています。