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地震が来た!!!

 いつもと同じように出勤し、いつもと同じようにお昼を食べ、いつもと同じように今頃持ってくるなよ、って仕事をこなしていました。
 イライラしつつも後ちょっとで終わるなー、月曜日の発信に間に合って良かったーって思ってるところにそれが来た。
 最初はちょっとした揺れだと思ったのだけど、なかなか納まる事が無く、まずは落ち着いて今まで取り組んでいたファイルを上書き。
 笑いながら隣の人にも「保存しておいた方が良いですよー」なんて言ってたんだけど。
 プレハブにちょっと毛が生えた程度の安普請の2階なので、その辺がガタピシ言い出して、とにかく上司に言われて外に出た。
 でも、なかなか納まる事が無く、足元がずっと揺れている。立ってるのも怖くて、隣の部署の女性と手を握り合うようにして座り込む。
 止めてあったレンタカーのサイドブレーキが引かれていないようで、グラグラ揺れていた(轢かれると困るので、引いて貰った)
 一端揺れが納まったので、車のラジオを付けたり、携帯電話で情報収集したり。中に戻ってTVを見るとか言い出す人も居たので、止めつつ入ってすぐの1階の更衣室へ行って携帯と上着を取って来た。
 まず、親と弟妹に一斉メール。まだ送れたけれど、送信までちょっと時間が掛かった。
 今回程、ワンセグTVが役立ったことは無いと思った。アンテナ付きだし、外だったからかなり良く写った。
 震源地と自分たちの居る場所の震度を確認して、安否確認を始めたけれど、もう電話もメールも繋がりにくくなっていた。
 心配なのは東北、震源地に近いところへ出張している人たち。

 小さい揺れはまだ続いていたけれど、大丈夫そうだったので事務所内へ戻った。
 西村さんの机は引き出しが飛び出ていただけだったけど、積んであった書類が散乱している人もいれば、扉が開いて棚のファイルが飛び出し掛けていたり。
 酷かったのは、扉のない棚。中のファイルが飛び出している上に、棚の狭い通路の反対側にあった神棚から御神酒が落ちて、割れて濡れていた・・・
 甘い日本酒の香りを嗅ぎながら、どうにか片付けた(まだ干してある)その間もなく後にまた大きな揺れ。
 もう誰も迷わず外へ出る。
 建物に潰される怖さ、足元が揺れて逃げ場のない怖さ。
 そんな時なのに、製品の引き取りに運送会社さんが来たりして、作業したり・・・でも、こんな時だから通常の業務をして気持ちを落ち着けたかったのかも。

 再び室内に戻って安否確認の連絡を入れつつ、やりかけた仕事を終わらせる。
 これ、頑張ったけど、月曜日に発信するって言ってたけど、お客さんに届くの?
 放送が入って帰宅しても良いと言われたけれど、家に帰っても一人だし、まだ安否確認が取れていない人もいるし、結局定時まで事務所に居た。
 どうにか不在の人全員安否の確認は出来たけれど、業者さんが津波を目撃したらしい・・・というか、車が流されたとかいう情報が交錯。もしかしたらうちの業務用車かもしれない。
 安否確認が出来ただけで、その後また電話もメールも不通になっていて、どうなっているかも判らない。

 外に2度避難して、風のある中待機してたせいで鼻水が止まらなくなった。
 東北に行ってる人も花粉症みたいで、数日前に鼻ぐずぐずさせてたけど、大丈夫かな・・・

 本棚とか食器棚とか、冷蔵庫の上の酒瓶とか心配だったけど、自宅は無事だった。
 実家は夜中まで停電していたらしい。
 県内にいる妹弟にも問題なし。山形の弟からも遅くなってから無事のメールが来たけれど(遅延していたみたい)仙台のお友達と連絡が取れなくて心配らしい。

 こんな日なのに母の友人が職場の男性を紹介してくれるとか言うので、夕ご飯を食べる約束をしていて、しぶしぶ出掛けた。
 途中停電で信号点いていなくて、コンビニも真っ暗で、何だか不思議だった。
 乗り気じゃないし、疲れたし、怖かったので、本当にご飯だけ食べて帰って来た。途中スーパーに寄ったら、お総菜やパン類が全部消えていた。水とビールとカップ麺を少々買って帰宅。でもビールを飲む気分にもなれない。
 寝る前に着替え一式を用意して、鞄に鍵と財布を入れていつでも持ち出せるようにして、靴も履きやすい靴を玄関の真ん中に置いて寝る。
 余震が怖くて良く眠れないのが判るので、かなり早めに布団に入った。やっぱり、夜中に何回も目が覚めた。

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だって読めないもん・・・ごめんね。

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