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文庫版「レディ・ジョーカー」読了

 昨夜、ようやく文庫版「レディ・ジョーカー」上・中・下巻を読了。
 予想以上に時間が掛かってしまいました(布団の中で読んでたから仕方ない)
 
大手ビール会社「日の出ビール」の社長城山が誘拐され、ビールを人質に身代金を要求される。
 開放された城山と犯人が裏取引を行っていると考えた警察は、身辺警護を理由に合田雄一郎を鞄持ちとして「日の出ビール」に送り込む。
 一方、事件の取材を通して兜町が絡んでいることを掴んだ東邦新聞の根来は、以前轢き逃げに会った時と同じ筋が絡んでいることに気付く。

 うーん。
 要するに誘拐されたビール会社の社長と、身代金を奪おうとする犯人とその犯人を追う警察とそれを取り巻く新聞記者と、なんかその辺が絡まった社会派な小説です(たぶん)
 単行本で読んだ時はそんなに複雑だとも思わなかったのだけれど、今回読んだらなんか難しかったです。改稿されたせいなのか、脳が退化したせいなのか(笑)←たぶん後者。
 でもやっぱり面白かった。
 思ってたより半田くんがおかしな人じゃなかったけど。合田の方がストーカーだったのね。
 この小説を読み込んでいる人には全然違う物語に見えるようですが、あらすじすらおぼろげな西村さんにはどこが変わったかも解らない。ハッキリ変わってると解るのは、ラストの目覚めた後の合田のところくらいだ・・・

 加筆修正どころか全面的に改稿するというのは賛否両論あるでしょうが、西村さんは賛成です。作者がその時書ける最高の物を提供しようとしているのであれば。
 「レディ・ジョーカー」に至ってはあらすじやラストに変更がある訳じゃないし・・・やっぱり城山社長は生き残って欲しかったけど。
 「李歐」なんか完全に別の本だったもんね(だからタイトルも変えたのだろうけど)アレには流石に驚きましたが。

 で、これ以後は腐女子目線で(笑)

 いやー、何度も書くけど、単行本のことは全然覚えてなかったけど、それでもこんなにあからさまにいちゃいちゃはしてなかったよね!
 かなり吃驚って言うか、もう恥ずかしくて一人で悶えてました。
 いくら仲良くても、30台の男が当たり前のように友人の家の洗濯物にアイロン掛けたり、掃除機掛けたり、集金立て替えたりしないだろう!
 しかも呼び鈴鳴らされたのに居留守とか!何その、単身赴任の男のところに出入りしてる彼女、みたいな感じ!!(酷)
 合田は落ち込んでる加納の手をぎゅっとかするしー。加納も握り替えしちゃったりするしー。
 逆に落ち込んでやって来た合田のためにお布団敷いてみたけど、見つめられて、見つめ返したものの、背中向けちゃったり。
 しっかりそれに対して欲情した(目を合わせた時の事ね)とか後で書いちゃうところが、高村薫すごい・・・腐女子向けの本じゃなく、一般向け(しかも硬派)で真剣なのがもう!もう!!
 刺された後に「ゆうすけ…」とか名前呼んだのにも驚いた。何故そこで呼ぶ!!!
 改稿された物の、ちゃんと最後の「クリスマスイブは空いてるか」は健在だったのが何とも・・・何度読んでもこの部分は恥ずかしくて死ぬ。
 西村さんが知りたいのは、合田はどういう意味で「クリスマスイブ」と言い出したのかと言うところ。二人ともキリスト教信者だから大人しくミサに出て、それからプレゼントを交換するだけなのかしら、とか。それとも大多数のカップル的に二人で過ごすつもりなのかしら、合田はレストランとか予約しそうだよな、でも加納は手料理でもてなしたい派だよね、とか。

 結論として、作られたホモより勝手に派生したホモの方が(西村さんは)萌える。
 高村薫スゴイ。

 今日のご飯
 朝 クリームパン、野菜ジュース
 昼 サンドイッチ、温野菜サラダ(キャベツ、マッシュルーム、鶏そぼろ、ヨーグルト
 夜 もずく、水菜サラダ(水菜、豆、鶏そぼろ、タマネギ漬け)、ビール(2本)
 午前と午後におやつ、夕ご飯食べた後続けて「かるじゃが」一袋食べてしまいました・・・止まらなかった・・・また明日から頑張る。

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だって読めないもん・・・ごめんね。

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